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日常生活において手は隠すことができず、常に人の目に触れています。
そうした中、美容意識が高まっている現在では、手の甲の毛を気にしている男性は多いのではないでしょうか。
手の甲の毛を処理すれば清潔感を出すことができます。
今回は、手の甲の毛の処理方法を7つ紹介します。また処理後のハンドケアの方法も合わせて紹介します。
目次
どうして手の甲の毛が濃くなるのか
個人差はあるものの誰にも毛は生えています。
その毛における濃さにはなぜ違いがあるのでしょうか。
そのメカニズムを紹介いたします。
毛には生えてくる周期がある
毛は毛周期(もうしゅうき)という呼ばれるサイクルを繰り返しながら生えてきます。
- 成長期・・・毛母細胞(毛の組織細胞のこと)が活発に分裂をして毛球(髪の根元)が作られます。できたばかりの毛球にはコロンとした球の状態なのでまだ毛が生えてきていませんが、体内の栄養が毛球に行き届くことで毛が伸び始め、よく見かける毛へと成長していきます。
- 退行期・・・しばらく成長すると毛は毛乳頭(毛に栄養を与える送信機のようなもの)から離れ栄養が受け取れず、成長がストップしその後一定期間を経て毛は抜け落ちて毛本体のサイクルは終わります。
- 休止期・・・毛が抜け落ちたあとはしばらく休止期間をおいてからまた1.の成長期に入り毛が成長し始めます。
以上のような内容で毛周期は進行し、毛が伸び、抜けて、また成長期へと戻って生えてくるといった繰り返しがおこなわれています。
毛が濃くなる原因
人の毛が生えてくる仕組みはこの毛周期が原則ですが、毛周期とは別の要因によって毛の生え方が変わってきます。
毛が濃くなる原因①ストレス・生活習慣
現代人、特に日本人は仕事などではたらく時間が多く、心身に疲労とストレスを抱えがちです。
ストレスと毛のサイクルは、あまり関係がないように考えられがちですが、私たち人間の体には自律神経という循環器、消化器、呼吸器など体の全体を司る神経にストレスを溜めこめすぎると自律神経が乱れます。
そうすると正常に分泌していたホルモンが異常に分泌し、たとえば男性ホルモンだけが急激に分泌される場合があります。
男性ホルモンとは男性らしい体にはたらきかけてくれるホルモンなのですが、そのほかにも毛そのものに影響をおよぼす作用があります。
男性ホルモンが多ければ多いほど、毛が早く伸びたり、濃い毛が伸びてきます。
毛周期にプラスしてストレスが影響しているとより濃い毛が伸びて頭を悩ませることに繋がります。
毛が濃くなる原因②食生活
食生活も毛の生え方に影響を与えます。
例えばファストフードは気軽に食べられる一方で、ミネラルやビタミンなど人間に必要な栄養価が少ない場合があります。
食べ物の中には大豆イソフラボンのように男性ホルモンの分泌を抑えてくれる栄養のものがあります。
これらの成分を含んだ食べ物を摂取することで男性ホルモンを抑え、毛の伸びる速さや濃い毛が生えることの抑制につながります。
毛が濃くなる原因③遺伝
両親や祖父母といった家系による遺伝も毛の濃さに影響を与えます。
単純に毛深さが遺伝するというよりも、ホルモンバランスが遺伝するというと正しいです。
例えば、両親が毛深い体質の場合、男性ホルモンの分泌が多い可能性があるため、子供も同様のホルモンバランスになり、毛深い体質になる場合があります。
毛色や毛質が遺伝しやすいように、毛の濃さというのは遺伝の影響を受けやすいといえます。
手の甲の毛の処理方法を比較
ここでは手の甲の処理にオススメの方法をメリット、デメリットをもとに7つ比較、解説をしていきます。
①カミソリ
それではカミソリのメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
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カミソリのメリット
カミソリは薬局やドラッグストア、量販店、ネット通販などに幅広く取り扱われていることもあり、価格が安く設定されていることが多いです。
また、カミソリで毛を処理する場合、特別な知識や事前準備などがほとんど必要ありません。
シェービングフォームを塗ってさっと滑らせるように処理するだけで、処理ができるため簡単、かつスピーディに処理ができます。
カミソリのデメリット
カミソリは簡単に処理できる一方、剃った後の毛の切断面が残り、毛が太く見えてしまうことがあります。
そしてカミソリは直接肌を滑らせるようにして毛を剃るため、慣れていないと切り傷になったり、炎症が起こってしまいますので、力加減と慣れが必要です。
②毛抜き
家庭にひとつはある毛抜きですが、1本1本細かいところまで処理ができる一方、デメリットも存在します。
メリット | デメリット |
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毛抜きのメリット
毛抜きは毛抜き本体が壊れない限り、毛抜きだけで処理ができるので出費がかからない点が特徴です。
また毛抜きは毛の1本1本に対して処理しますので、理想の毛の量に調整することができます。
毛抜きのデメリット
毛抜きは1本1本処理していきますので、他の処理方法と比べると非常に時間がかかります。
また毛抜きは力で毛を抜いていますので肌に対して少なからずダメージが発生しています。
さらに下手な抜き方をしてしまった場合、埋没毛や毛嚢炎を引き起こす原因に繋がります。
③ブラジリアンワックス
最近、薬局でも目にすることが多くなっているブラジリアンワックスですが、すねや腕といった広範囲だけではなく手の甲の毛や指の毛といった狭い範囲でも使用することができます。
メリット | デメリット |
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ブラジリアンワックスのメリット
ブラジリアンワックスは半液状のワックスを脱毛箇所に垂らして使用しますので、広範囲の毛の処理が可能です。
他の毛の処理方法と比べるとブラジリアンワックスは毛根から抜きますので、カミソリと比較すると毛がしばらく生えてきません。
そのためカミソリや毛抜きによる毛の処理が面倒とお考えの方にはぴったりの処理方法といえます。
ブラジリアンワックスのデメリット
ブラジリアンワックスは力技で毛を抜きますので、少なからず痛みが発生します。
また一気に引き剥がすのもコツと慣れが必要です。
最近、ブラジリアンワックスはテレビやメディアでよく取り扱われるようになったこともあり、様々なタイプが発売されています。
しかし中には、成分や効能などによって価格が高いものがあり、継続して使用する場合、ある程度まとまったお金が必要となるので注意が必要です。
おすすめのブラジリアンワックス【NULLブラジリアンワックス】
・価格:3,760円(税込み)
⇒公式サイト
<特徴>
- 主成分がハチミツのため全身に使うことができます
- 常温タイプのため、温める必要がなく簡単
- 高い品質を保つために日本で作られています
NULLブラジリアンワックスはハチミツなど自然素材で作られた脱毛ワックスです。
簡単に脱毛することができるだけでなく、首から下の全身に使用することができます。
また水溶性のためワックスを水で簡単に洗い流せます。自宅で簡単に脱毛をしたい方におすすめです。
<参考記事>
④除毛クリーム
除毛クリームは薬局で男性向けのものが販売されていることもあり、手軽に入手できます。
薬品の成分(「チオグリコール酸カルシウム」)によって毛を溶かすことで体毛を除去するという方法になります。
除毛クリームのメリット・デメリットを解説していきます。
メリット | デメリット |
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除毛クリームのメリット
除毛クリームはブラジリアンワックスなどと比べると力技で毛を抜かないので、痛みがないのが特徴です。
除毛クリームを塗って放置してから洗い流すだけで、脱毛処理が完了するため非常に簡単に脱毛できます。
しかも毛が濃い人でも除毛クリームで適切に処理してあげれば仕上がりはツルツルになり、見た目が見違えるほどきれいになります。
痛みに苦手だけど、簡単にかつ綺麗に毛を処理したい人であれば除毛クリームからはじめてもいいでしょう。
除毛クリームのデメリット
除毛クリームは肌に直接塗って使用しますので、敏感肌や肌の弱い人ですと除毛クリームによってはピリピリした刺激やかゆみなど不快感が発生します。
また場合によっては、かぶれることもありますので事前のパッチテストが必要です。
除毛クリームによっては高価なものがありますので、もしパッチテストで異常が出てしまうと使用を中止しなければいけませんので、無駄な出費に終わってしまう場合があります。
おすすめの除毛クリーム【NULLリムーバークリーム】
・価格:2,980円(税込み)
・内容量:200g×1個
⇒公式サイト
<特徴>
- 楽天・Amazon・yahooショッピングの各部門でランキング1位を獲得の実績
- 低刺激・微香性と除毛クリーム独特の匂いが少なく使いやすい
- アロエエキス配合のため除毛後の保湿もケア
ECサイトで人気の商品となっているNULLリムーバークリーム。
こちらは除毛だけでなく使用後の保湿まで考慮して作られた除毛クリームになっています。
口コミでも除毛の効果や保湿効果において高い支持を得ているため安心して使用することができます。
<参考記事>
⑤家庭用脱毛器
家でエステのような光脱毛が可能な、家庭用脱毛器のメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
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家庭用脱毛器のメリット
家庭用脱毛器のいいところは自宅に電源コードさえあればいつでも使用できる手軽さにあります。
脱毛サロンやクリニックで脱毛する場合と違い、店舗に移動する必要がありませんのでプライベートの時間を充実させながら脱毛ができ、また処理が完了すればしばらく毛も生えてこないので脱毛効果にも期待できます。
家庭用脱毛器のデメリット
家庭用脱毛器は専門性の高い家電製品ですので価格が高く、学生など経済的に入手するのが難しいことがあります。
また家庭用脱毛器は、後ほどご紹介する医療脱毛と違って照射できる光のレベルが弱いです。
そのため効果が出るまで時間と回数を必要としますので、根気強く続けていかなければいけません。
脱毛処理したい場所によっては手が届かないこともありますので、ある程度慣れも必要となる場面がありますので注意が必要です。
おすすめの家庭用脱毛器【ケノン】
・価格:69,800円(税込み)
⇒公式サイト
<特徴>
- 国内だけで70万台以上の販売実績あり
- 満足度を示す星3以上のレビューが98.3%と高水準
- 日本メーカーによる日本製品
ケノンは自宅でエステクラスの脱毛ができることが特徴です。光の出力の強さも自分で調整することができるため、自分にあった強さで処理することは可能です。
またケノン本体には決めらている使用回数がなく、付属のカードリッジにより脱毛を行うため、カードリッジを交換することで使い続けることができます。
そのため一度購入することができればコスパも良く、家族や恋人同士でも共有することができます。
<参考記事>
⑥エステ脱毛(光脱毛)
エステで行われる光脱毛についてのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット | デメリット |
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エステ脱毛のメリット
エステ脱毛はサロンスタッフが丁寧に光を照射してくれますので、きれいな仕上がりが望めます。
またレーザー脱毛に比べると料金が低めなので、利用しやすい価格帯になっています。
さらにエステ脱毛はレーザー脱毛よりも痛みが少ないため、痛みに耐えかねて途中でやめてしまうリスクも少ないので継続がしやすい点もメリットです。
エステ脱毛のデメリット
エステ脱毛で使用されている脱毛器は医療機関が使用しているレーザー脱毛よりも光の出力が弱いため、長期間継続して施術を受けなければいけません。
また医療脱毛と違ってエステ脱毛は永久脱毛ができませんので、いずれまた毛が生えてきます。
そのためエステ脱毛は毛を少なくしたい、綺麗に処理をしたい方におすすめの処理方法です。
おすすめのエステ脱毛【リンクス】
初回価格:手の甲2,300円、手の指1,900円(税込)
⇒公式サイト
<特徴>
- 料金も安価で、掲載されている以外の料金が発生しない
- 日本人の男性専用に脱毛器からジェルまで独自で開発している
- 徹底した衛生面の管理を行っている
エステ脱毛であれば、メンズ脱毛に特化しているのリンクスがおすすめです。
男性も安心して利用できるように男性のスタッフがカウンセリングから施術までおこなってくれます。
また脱毛器や施術に使用するジェルも男性のために考えられた独自で開発したものです。
全国で12万人もの実績もあり、安心かつ信頼できるエステになっています。
<参考記事>
⑦医療脱毛(レーザー脱毛)
医療機関が施術いたしますレーザー脱毛のメリット・デメリットを解説いたします。
メリット | デメリット |
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医療脱毛のメリット
医療脱毛は国家資格である医師のもとで脱毛処理を受けることができます。
毛根をレーザーで破壊することで、永久脱毛をおこないます。
医療脱毛で使用されている脱毛器は照射レベルも高く、1回の施術でしっかりと毛根を弱らせます。
そのためエステ脱毛よりも短期間で毛を薄くし、かつ永久脱毛ができます。
また施術も看護師など知識や技術を持ったスタッフがおこないますので、綺麗に仕上がるのも特徴といえます。
医療脱毛のデメリット
医療脱毛は毛根に直接レーザーを照射して、ダメージを与えますので毛の濃い箇所であれば痛みが発生します。
また、エステ脱毛に比べるとレーザー脱毛は高い脱毛効果が期待できる分、料金が高く設定されています。
医療機関によっては脱毛料金を分割で支払えたり、医療ローンを組めるところもありますので、経済的に苦しい人は分割払いの制度を利用するとよいでしょう。
おすすめの医療脱毛【湘南美容クリニック】
価格:手の甲、指のレーザー脱毛:28,750円(6回)
⇒公式サイト
<特徴>
- 実績が多く、安心感があるクリニック
- 全国展開をしているため、近所でみつけやすい
- 手の甲、指の脱毛料金が28,750円と非常に安価
レーザー脱毛であれば、脱毛クリニック最大手の湘南美容クリニックがおすすめです。
湘南美容クリニックでは、手の甲、指のレーザー脱毛が28,750円(6回)で行うことができます。
さらに美容に関して大手のクリニックであることから、2018年度の年間来院者数が約186万人と実績があり信頼ができます。
また全国で64院ものクリニックで脱毛を受けることができるので、自宅や学校・勤務先の近くで探すことができます。
<参考記事>

元日本エステティック協会認定エステティシャン/Webライター
日本エステティック協会認定エステティシャンの資格を得る。表参道など都内を中心に...
エステ脱毛は【抑毛・不再生脱毛】と呼ばれ、医療脱毛は【永久脱毛】と呼ばれるところが1番の違いです。医療脱毛は、照射威力がとても強いので短期間で脱毛完了できるところが魅力的です。そして、1度脱毛完了すれば永久的に脱毛効果を維持できます。
処理した後のアフターケア
エステやクリニックで脱毛した場合、アフターケアをおこなってくれるところが多いです。
一方、自宅で手の甲の毛を処理をした場合、自分でケアをする必要があります。
また日常的にも意識してケアをする必要があります。
保湿する
脱毛処理をしたあとは肌にダメージを与えていますので、肌が通常よりも弱っている状態です。
またエステやクリニックで脱毛した場合、軽度ではありますが、肌が火傷しているような状態で、肌の水分が失われて乾燥しています。
肌の内部では水分同士がくっつくことでハリやプルプルの肌を維持することができるのですが、水分が少ないとたるみの原因につながります。
また水分量が低下することで肌を外部の刺激から守ろうと、皮脂を余計に分泌させ毛穴が開いてしまいます。
これらを防ぐためにも脱毛後は化粧水やハンドクリームなどでしっかりと肌に水分補給をし、乾燥しないようにケアをしてあげなければいけません。
日焼け止め
日焼け止めは以下の効果があります。
- 日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ
- 紫外線を受けることによるダメージから皮膚を保護する
紫外線は肌に含まれているうるおい成分(コラーゲンやエラスチン)を刺激して破壊する作用をもっています。
そのため、夏場などは紫外線も強く、汗もかきやすいことから、肌の水分をキープしにくいので、日焼け止めをしっかり使用して乾燥肌にならないように注意しましょう。
おすすめの日焼け止め【NALC】
価格:2,680円
容量:60ml
⇒公式サイトはこちら
日焼け止めであればNALCの日焼け止めがおすすめです。
NALCの日焼け止めはベタづかず、伸びが良いことで好評を得ている日焼け止めです。
落とすのにクレンジングが不要で、洗顔料で落とすことが可能なため、男性でも非常に使いやすい商品です。
<参考記事>
まとめ
今回は手の甲の毛の処理方法について7つの方法を紹介いたしました。
ここで一度比較して振り返っていきます。
方法 | 価格 | 効果 | 永続性 |
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①カミソリ | ◎ | △ | × |
②毛抜き | ◎ | ○ | △ |
③ブラジリアンワックス | ○ | ○ | △ |
④除毛クリーム | ○ | ○ | △ |
⑤家庭用脱毛器 | × | ○ | ○ |
⑥エステ脱毛 | ○ | ◎ | ○ |
⑦医療脱毛 | △ | ◎ | ◎ |
以上の表から、価格・効果・永続性の観点でどれを重視するかによって処理の方法の選択が変わります。
価格を考えるならカミソリや毛抜きで毎日処理するのが適切といえます。
また価格と効果の2つの点で考えるならば、ブラジリアンワックスや除毛クリームを用いて処理する方法もよいでしょう。
しかし効果や永続性の観点をふまえると、1度処理することで脱毛の手入れがいらなくなる医療脱毛で手の甲の毛を永久脱毛するのが特におすすめです。
ぜひ7つの方法から自分にあった手の甲の毛の処理の方法をみつけてください。
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