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化粧品ってメンズにも必要なの?
「化粧品は女性が使うものでしょ?」
化粧品というと女性というイメージが強いですが、メンズの皆さんにとっても必要不可欠なものです。
そこで今回は以下の3つを中心に解説していきます。
- メンズ化粧品の効果
- おすすめのメンズ化粧品
- メンズ化粧品の使い方
ぜひ参考にしてみてください。
メンズ化粧品とは?
化粧品と聞くと、口紅やファンデーションの様なものを思い浮かべるかと思います。しかしこれらはメーキャップ化粧品と呼ばれ、メイクをする際に使用される化粧品です。
それに対して、スキンケアに使用する化粧品のことを基礎化粧品と言い、ここでのメンズ化粧品はこの基礎化粧品に当たります。
メンズ化粧品は以下の3つが主に挙げられます。
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
それぞれに役割が異なるため、正しいスキンケアをするにはこの3つを正しく使用することが必要になります。
メンズ化粧品の役割とは?
それでは次に、それぞれのメンズ化粧品の役割について説明していきます。
洗顔料
洗顔料は、メンズでもほとんどの人が使用されていると思いますが、こちらもメンズ化粧品のひとつです。
洗顔料の役割は、肌の汚れを落とすこと。
衣服に身を包む体と違い、顔は常に露出しています。
排気ガスやタバコの煙、余分な皮脂などの外部刺激に晒されているため、汚れやすいのです。汚れをそのまま放置しておくと、毛穴に汚れが詰まり、ニキビや肌荒れの原因になります。
汚れをしっかり落とすことが、スキンケアの基本なのです。
化粧水
次に化粧水です。こちらは女性が使用しているものという印象が強いかもしれませんがスキンケアには必要不可欠なものです。
洗顔した後の肌は、汚れとともに水分・油分が洗い流されています。洗顔したままの状態でいると、どんどん肌の水分が蒸発し乾燥してしまいます。洗顔後の肌の乾燥を予防するには、保湿が重要です。その保湿をするために使用する化粧品が化粧水です。
化粧水の成分は、7~8割が水分でできています。そこに、美容成分を配合したものが化粧水です。水分を肌の角質層に浸透することで肌を整え、美容成分を届けるのが化粧水の役割です。
乳液
最後は乳液です。乳液の役割を知っているという男性は少ないのと思いますのでぜひ確認してみてください。
化粧水で肌を整えた後に使用する化粧品が乳液です。
乳液には油分が含まれており、油分で肌表面を覆うことで水分の蒸発を防ぐことができます。洗顔後、化粧水をつけるだけで終了してしまうと、肌表面から水分は蒸発していきます。そのため、肌はどんどん乾燥してしまいます。化粧水の後に乳液を塗ることで、肌表面に乳液の油分で膜を作り、水分を閉じ込めます。
メンズ化粧品を使う理由とは?
それでは次に、メンズ化粧品を使う理由について説明していきます。
メンズが化粧品を使用し、スキンケアをするべき理由は主に3つが挙げられます。
- メンズは女性に比べ、皮脂の量が多い
- メンズは女性に比べ、肌の水分量が少ない
- シェービングにより肌へのダメージが大きい
それでは、それぞれの理由について解説していきます
皮脂の量
男性は女性に比べ、皮脂の量が多くなっています。その理由はふたつあります
- 男性ホルモンの量
- 肌の水分量
肌の水分量については下記で解説するので、ここでは男性ホルモンと皮脂の関係について、説明します。
皮脂は、みずみずし肌を保つにはとても重要な成分です。肌の奥で作られる皮脂は、毛穴から肌表面に排出されます。その皮脂が皮脂膜になり、水分の蒸発を防ぎます。
皮脂腺の数自体は、女性と男性で差はありません。しかし、男性ホルモンの影響により皮脂腺が活性化するため、男性は皮脂腺からの分泌が女性の約3倍もあります。分泌量は、男性の場合60代まで変化がありません。皮脂の分泌量が多いと、毛穴が開き汚れが詰まりやすくなります。毛穴に汚れがたまった状態のままでいると、アクネ菌の栄養となり、ニキビの原因となります。
肌の水分量
肌の水分量も肌トラブルの大きな原因になります。
男性の肌の水分量は女性の肌に比べ約半分しかありません。肌の水分量が少ないと、肌は乾燥しやすい状態になります。肌の水分量が少ないと、乾燥を防ぐために皮脂を分泌しようとします。皮脂は肌のうるおいを保つにはとても大切な役割があるのですが、過剰に分泌されてしまうとニキビができるなど肌トラブルを起こす原因となってしまいます。
肌へのダメージ
男性と女性の違いの1つとして、男性は毎日ヒゲを剃っているということが挙げられます。
毎日ヒゲを剃る際は、カミソリや電気シェーバーなどを使用していると思います。肌の表面に刃でジョリジョリと剃っていると、実は毛だけでなく肌表面も一緒に削られているのです。肌の表面の角質層が削られると、肌表面のバリア機能が弱まり、肌が乾燥し肌トラブルが起きやすい状態になります。
よく髭剃りをした後にニキビができるという方は、こうした原因があったのです。
以上のように男性の肌は女性に比べ、ニキビなどの肌トラブルが起きやすい条件が揃っていることがわかります。
清潔感のある男になるために、毎日のスキンケアに力を入れるようにしましょう。
おすすめのメンズ化粧品は?
それではスキンケアにおすすめのメンズ化粧品を紹介します。
メンズ化粧品はふたつのシリーズをご紹介します。
オルビス
最初にご紹介するのは、オルビスから販売されている「Mr.(ミスター)」シリーズです。
ミスターからは、洗顔料とオールインワンジェルが販売されています。
手軽にスキンケアをしたい男性におすすめです。
オルビス ミスターフェイシャルクレンザー
容量:110g
価格:1,300円
<特徴>
- 炭と泥のWの成分ですっきりすべすべに洗い上げる
- 皮脂を絡め取る洗顔料
- 同シリーズのローションとセットで簡単スキンケア
炭とモロッコ溶岩クレイ(泥)で皮脂や毛穴の汚れにアプローチします。Wの成分で高い洗浄力と濃密泡を実現しました。
すっきりすべすべ肌な洗い上がりが好みの人におすすめです。
オルビス ミスタースキンジェルローション
容量:150ml
価格:1,600円
<特徴>
- 洗顔の後はこれ1本でOK
- 1本4役のオールインワンジェルタイプ
- ベタつきと乾燥肌タイプのどちらにも対応
ミスタースキンジェルローションは、皮脂、乾燥、ハリ、シェービングのダメージをこれ1本でケアするオールインワンタイプのジェルです。
洗顔後にオールインワンジェルをなじませるだけなので、簡単にスキンケアができます。スキンケアはよくわからないし面倒という方にはおすすめです。
バルクオム
次におすすめする商品はバルクオムです。
こちらのバルクオムは現在、俳優の窪塚洋介さんがブランドアンバサダーを勤める、メンズ化粧品です。
今回はこちらのバルクオムから以下の3製品を紹介します。
- 洗顔料
化粧水
乳液
セットで使用することでより効果的になり、購入価格もお得になります。
洗顔料
容量:100mL
価格:2,160円
<特徴>
- 余分な皮脂や不要な汚れのみを洗浄する洗濯吸着機能
- 乾燥を防ぐ美容成分により洗顔後も肌がつっぱらない
- きめ細かく弾力性の高い泡により肌を傷つけずに洗顔可能
バルクオムの洗顔料は、濃厚で弾力性のある泡で洗顔することで、洗顔時の摩擦をやわらげ肌のバリア機能を守ります。また「クレイミネラルズ」と「ベントナイト」という成分が、不要な汚れや余分な皮脂のみを吸着洗浄し肌の潤いを残します。乾燥を防ぐ美容成分が含まれているため、洗顔後も肌がつっぱらず余分な皮脂汚れのみを洗い流します。余分なものは洗い流し必要なものは残す、とてもおすすめの洗顔料です。
化粧水
容量:200mL
価格:3,240円
<特徴>
- 肌の角質層の隅々にまで水分を送り込み、肌にハリと潤いを与える
- 保湿力の高い美容成分により、潤いをキープ
- 使用後にベタつかないサラッとした心地よい使用感
バルクオムの化粧水は、水分を一定に保つ性質がある「グリセリルグルコシド」と、うるおいを保つ「トレハロース」が配合されています。そのほかにも肌を整え保湿を促す成分など、豊富な美容成分が配合されています。また、シェービング後もしみにくい低刺激化粧水です。ニキビの炎症を抑えるというような抗炎症作用のある成分は含まれていませんが、うるおいを与え皮脂のバランスを整えるにはおすすめの化粧水です
乳液
容量:100mL
価格:3,240円
<特徴>
- 角質層にバリアを張り、乾燥から肌を守る
- 使用後もベタつかないさらさらな肌感触
- 有効成分を肌に届ける美容液の働きも
バルクオムの乳液は、乳液特有のべたつきがなくサラサラした肌触りで男性も使いやすい化粧品です。「スクワランオイル」が角質層でバリアを作り、乾燥ダメージから肌を守ります。また保湿成分も含まれており、肌のバリア機能をサポートする効果があります。乳液は肌を整えるためにはとても重要なアイテムです。水分油分をコントロールするためにも、化粧水の後に毎日使用することをお勧めします。
【バルクオムについて詳しく知りたい方はこちら】
メンズ化粧品ってどうやって使うの?
最後に、メンズ化粧品の使い方について説明していきます。
ただ肌につければいいというものではなく、より効果が出る使用方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。
使用する順番は、
洗顔料→化粧水→乳液
となっています。
それではそれぞれの使用方法に移ります。
洗顔料
間違った洗顔方法をしていると、逆効果になってしまうので正しい洗顔方法をここでマスターしていきましょう。
①手を清潔にして、ぬるま湯で顔を濡らす
まずは手を洗いましょう。手が汚れた状態で洗顔をすると、毛穴に雑菌が入り肌トラブルの原因になります。
次にぬるま湯で顔を濡らしましょう。このぬるま湯がポイントです。冷たい水で洗顔をすると、毛穴が十分に開かず汚れが落ちません。しかしお湯で洗顔をすると、皮脂が必要以上に洗い流されてしまい、肌のバリア機能が崩れてしまいます。そのため、32度前後のぬるま湯で洗顔することが大切です。
②洗顔料をしっかり泡立てる
洗顔料は、しっかりとモコモコに泡立てることが重要です。この泡立てをしっかりとせず適当にしてしまうと、手で顔をゴシゴシと洗うことになり、肌をこする原因になります。肌をこすって洗顔すると肌のバリア機能が乱れ、肌トラブルの原因になります。
洗顔は肌の汚れを落とすためにはとても重要なポイントです。手で顔を洗うのではなく、モコモコの泡で顔を洗うイメージで行いましょう。
③指の腹で包み込むように洗う
洗顔の際に汚れを落としたいからとゴシゴシ力強く洗っている方も多いのではないでしょうか。②でも解説したように、力強く洗ってしまうと肌トラブルの原因になってしまいます。
洗顔の際は、泡を転がすように指の腹で全体を優しく洗います。次に、毛穴の汚れが気になる部位やテカリが気になる部位を重点的に、優しく指の腹で包み込むようにクルクルと円を描くように洗いましょう。
④ぬるま湯でしっかりとすすぐ
洗い終わったら、洗顔料をぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。洗い流す際も、肌をゴシゴシこすらないよう注意が必要です。
洗い流す際に多いのがすすぎ残しです。すすぎ残しは肌の刺激となり、ニキビなど肌トラブルの原因になります。髪の生え際やあごの下、小鼻などすすぎ残しの多い部位に注意し、しっかりと洗い流しましょう。
⑤清潔なタオルで、肌を押さえて拭く
清潔なタオルで肌を包み込むように、やさしく水分を抑えて拭きましょう。この際もゴシゴシとこすらないように注意しましょう。
また重要なのが、清潔なタオルで水分をふき取ることです。洗面台にある手拭きタオルなどを使用し、さっと拭き取っている方も多いのではないでしょうか。タオルに雑菌がついていると、せっかくここまでした洗顔が水の泡になってしまいます。ここで気を抜かず、かならず新しい清潔なタオルを用意しましょう。
化粧水
化粧水もただつけるだけではなく、肌へ浸透させるように使用しましょう。
①手のひらに10円玉大の量を出す
化粧水の使用量の目安は500円玉大です。目安の1/2~1/3を2~3回に分けて行うと、より化粧水がなじみやすくなります。
まずは手のひらに10円玉大の化粧水を出します。温めるように手のひら全体になじませます。
②顔全体に化粧水を伸ばしてつける
手のひらを使い、優しく顔全体に化粧水を伸ばします。こすらず叩かず優しくハンドプレスするようになじませましょう。
よく化粧水をパシャパシャ叩くようにつける方がいますが、これはお勧めしません。何度も解説しているように、肌をこするとバリア機能が乱れる原因になります。せっかく肌を整えるためにスキンケアを行っているのですから、化粧水をつける際も優しく刺激をしないよう注意しましょう。
③乾燥が気になるところに重ね付けする
全体に化粧水をなじませた後、さらに乾燥が気になる部位(目元・口回りなど)に化粧水を重ね付けしましょう。この際は指の腹を使い、丁寧に抑えるように化粧水をなじませると効果的です。
④ハンドプレスをする
すべてなじませたら、両手で顔全体を包み、10~15秒ほどハンドプレスします。肌に有効成分を押し込むように、優しくゆっくりとハンドプレスすることで、化粧水の効果をより実感することができます。
乳液
最後に乳液になります。スキンケアの仕上げになるので、正しく使用しましょう。
①10円玉大の量を手に取る
使用量の目安は10円玉程度です。量が多すぎるとべたつきの原因となるので、使用量の目安は守るようにしましょう。
②手のひらで乳液を温める
乳液を手のひらで温めるよう手全体に広げ、こすらないよう顔全体に優しくなじませます。手のひらで温めることで、より乳液の効果を高めます。
③顔の中心から外側にかけて伸ばす
顔の中心から外側にかけて伸ばす際も、こすらず優しく伸ばしましょう。
乾燥しやすい部位(目元・口元)、髭剃りのダメージを受けやすいアゴ周りは重ね付けをするとよりしっかりとケアができます。
まとめ
男性にとってもスキンケアは非常に大切なことです。
そしてスキンケアは、毎日継続していくことで肌の状態がどんどんと改善されていきます。
慣れるまでは大変ですが、綺麗な肌を目指して毎日スキンケアをしていきましょう
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