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髭を抜いたときに肌はどうなっている?
髭跡も残さずツルツルの肌になるために正しく髭の抜を抜く方法を学ぶ前に、髭の構造について詳しく知っておく必要があります。
そもそも髭は毛穴から生えてきます。毛穴の中にいる部分を毛根と呼びます。
髭が伸びている成長期には髭が自然に抜け落ちないようにするために毛根を毛包という透明ものが包み込んでいます。
髭の成長期が終わるとこの毛包はなくなってしまい、髭が毛穴にくっついて自然に落ちることができなくなってしまいます。
正しい髭を抜く方法を知らないために毛根の奥まで抜くことができなかった場合には、毛根に髭が残ってしまいます。
この残った髭は埋もれ毛となって肌の内部に埋もれてしまいます。
埋もれ毛になると髭が新しく伸びようとしても肌から出れなくなるので、肌の中で髭が移動してしまい、黒く見えたり青髭の原因となってしまいます。
髭を抜くと髭が濃くなったように感じるのはこのためです。
また髭を抜いた後には毛穴に細菌が感染してしまうことがあります。
細菌感染によってブツブツができる毛嚢炎になることがあり、悪化すると化膿して痛みや発熱を伴い最悪は皮膚の手術が必要になってしまいます。
髭を無理やり抜いてると皮膚の組織が壊れて色素沈着を起こしてしまう危険もあるので、正しい抜き方を学ぶことなく髭を抜くのはやめておきましょう。
ついつい髭を抜くクセの心理とは?
ついつい髭を抜いてしまうクセを持った方は意外に大勢います。
プチッっと髭を抜くと痛いのに、なぜそんなところに快感を覚えててしまうのでしょうか。その心理を探ってみましょう。
髭を抜く行為にはストレスを解消させる目的があります。
- 仕事のストレス
- 試験のストレス
- 人間関係のストレス
このようなストレスを感じると、脳がストレスを和らげようとして快感ホルモン(エンドルフィン)を分泌します。
このエンドルフィンは痛みを感じた時にも痛みによるストレスから逃れるために分泌されるのです。
髭を抜くことで痛みを感じた時にエンドルフィンの働きによって得る快感を脳が勘違いしてしまい、仕事や試験や人間関係によって感じたストレスからの解放のために髭を抜くクセを持たせるようになってしまうのです。
しかし、むやみやたらにその快感を得るために髭を抜く快感に浸っていると、とんでもないしっぺ返しをもらうことになってしまう原因となることがあるので注意が必要です。
髭を抜く4つのデメリット
髭を抜くことでいつまでも快感を得ようとしてもらってしまうとんでもないしっぺ返しとはどんなものなのでしょうか。
髭を抜く4つのデメリットについてご紹介していきます。
髭が濃くなる
無理やり髭を抜き続けると、身体は更に強くて太い抜けにくい髭を生やそうと頑張ってしまいます。
このため髭は抜けば抜くほど濃くなる可能性が高くなっていくので注意が必要です。
炎症を起こす
無理やり髭を抜くことで毛穴の中の毛包に傷がつき細菌感染を起こしてしまうと、毛嚢炎にかかってしまうことがあります。
ニキビのように毛穴の上に赤い突起状のブツブツができて膿を持ち、重症になると発熱や痛みを伴い化膿してしまうこともあります。
夏場のように湿気の多い季節に毛包に傷がつくと毛嚢炎にかかりやすくなります。
<毛嚢炎にかかってしまう原因>
・カミソリによる深剃り・逆剃りや毛抜きによるムダ毛処理により毛穴内部に傷をつけて、細菌感染します。
レーザーや光脱毛、ワックス脱毛などでも発症することもあります。
・アトピー性皮膚炎の方が皮膚をかくときに傷ついてしまって細菌に感染することがあります。
・ストレスで皮膚に痒みを覚え、かいてしまったりすると傷がついて細菌感染してしまうことがあります。
・食生活のバランスが悪いと、肌を荒れさせてしまい細菌感染することがあります。
自然治癒することが多いのですが、ひどくなった時の治療法は化膿止めの薬を服用することになります。
市販品もあるのですが医師に相談して処方してもらうのが得策でしょう。
肌にシミができる
紫外線から肌を守っているメラニンは外的な刺激を受け続けると活性化する特徴を持っています。
髭を抜くことで肌に刺激を与え続けて毛穴に炎症が起きると、メラニンが過剰に生成されてしまい色素沈着を起こし茶色いシミが発生します。
この毛穴の炎症がひどくなって毛嚢炎に伴う炎症や化膿により皮膚の出血が起こると、血液中のヘモグロビンが色素沈着を起こし赤黒いシミになってしまいます。
皮膚の中に毛が埋もれてしまう
髭は毛根が強いので無理やり抜くと、毛根の途中で切れて肌を傷付けてしまいます。
髭よりも肌の方が早く再生するため新しく伸びようとする髭は行き場を失ってしまいます。
一般的には放置しておいてもそのまま排出されてしまうのですが、たまに色素沈着や炎症を引き起こすことがあります。
長期化すると痛みやかゆみを伴い、最悪の場合は切開手術が必要になることもあります。
5つのSTEPで学ぶ正しく髭を抜く方法
ストレスの解消のためとはいえ思うがままに髭を抜くと様々なトラブルに見舞われてしまうので髭を抜く行為はあまりおすすめはできませんが、どうしても抜きたい方のためにトラブルに巻き込まれずに正しく髭を抜く方法をご紹介していきましょう。
STEP1:髭を抜く道具の消毒
正しく安全に髭を抜くには、手で抜かずにしっかりと挟める毛抜きやピンセットを使用しましょう。
ここで、使用する毛抜きやピンセットは必ずアルコールや熱湯などで消毒をしておくことが重要です。
もし万が一肌に傷がついてしまった時に道具に細菌がついていたら肌のトラブルの原因となってしまいます。

ピンセットは消毒してから使おう
出典:weheartit
STEP2:洗顔して顔を清潔な状態にする
菌の進入を防ぐには正しい洗顔をすることです。正しい洗顔の方法は以下になります。
①肌の皮脂を落としすぎないようにしましょう。
洗顔をしすぎると菌を吸収しやすくなるので洗顔は一日3回程度までとするのが望ましいです。
②水で手を濡らしてアルフファヒドロキシ酸を1㎝ほど手に出して泡立てます。
水分をより多く含ませて泡が光り輝くまで泡立てて泡のみで洗顔しましょう。
手の腹の部分で顔にふわふわとなるように顔に優しく付けていきます。
③ぬるま湯で顔をすすぎます。すすいだ後は乾いたタオルで優しく押し当てるように拭き取ります。
④洗い終わったらすぐにビタミン成分が豊富に入った化粧水で手のひらに取り、優しく顔にしみこませ顔全体を保湿しましょう。
詳しくは動画を観ながら確認してみて下さい。
STEP3:顔を温め毛穴を開く
髭を抜く前には必ず毛穴を開いてから抜くようにしましょう。
毛穴が塞がった状態で抜くのとうまくできずに埋もれ毛の原因になったり痛みを伴ってしまいます。
毛穴を開くには<温めたタオル>が便利です。
濡らしたタオルをラップで包んでレンジで1分~2分で簡単にできますが、取り出すときにやけどには十分注意してください。
温めたタオルで髭を抜きたい部分を温めることで毛穴は開いていきます。
STEP4:髭の生えている方向に沿って抜く
抜くときには髭の生えている方向に沿ってゆっくりと抜くように心がけてください。
髭の生えている方向に逆らって抜くと途中で切れてしまい埋もれ毛となって肌のトラブルの原因となってしいます。
STEP5:スキンケアで肌のキメを整え、毛穴を閉じる
髭を抜いたら即座に冷たい水や保冷材で肌を冷やしましょう。
冷やすことで肌が締まるので毛穴が塞がり、細菌の感染を防ぐことができます。
またその後はアルコール配合の鎮静作用のあるローションなどで保湿しましょう。
抜け残りの埋没した髭があっても抜きたくなる衝動を抑え、その場では抜かずにまた伸びてくるのを待つようにしてください。
無理に抜くと肌のトラブルの原因となりますのでご注意ください。
髭を抜くタイミングで効果変わる
髭を抜くのは肌へのダメージが大きい行為なので、肌のトラブルを避けるためにも毎日は髭を抜かないようにしましょう。
髭が一番伸びる時間帯は早朝6時~10時頃と言われています。
つまり夜抜くのと昼抜くのではその後の伸び具合が違うので脱毛の効果がまるで変わってくることをよく知っておくのも重要なことなのです。
綺麗に髭を抜きたいならプロに依頼
どんなに道具を消毒したり洗顔に気を使ったりしていても、髭を抜くことは肌へのトラブルを生むリスクを背負うことになります。
そんな心配を打ち消してくれるのは高い技術を持ったエステティシャンさんです。
MEN’STBCに行けば「スーパー脱毛」によって思った通りに綺麗に永久脱毛してくれるので、肌へのトラブルの心配は無用になります。
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まとめ
髭を抜くクセを持つ人は多いのですが、そのクセは脳の働きによって無意識にストレスを解消しようとしている行為なのです。
ところがそのクセによって肌にシミができたり、炎症を起こしてひどくすると切開手術が必要なったりする危険があるのです。
正しい方法で髭を抜くことも可能ではありますが、完全にそれらの危険を回避することはできないので、大々的におすすめすることはできません。
安全にかつ綺麗に髭を抜くためには、脱毛エステを利用されることも一つの方法となるのです。