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【この記事の監修者】

栄養管理士/ダイエット心理士®︎
現在はフリーランスの管理栄養士として特定保健指導、ダイエットカウンセリング、オンラインのダイエットサポート...
「ビール腹」といわれるお腹周りに脂肪がたくさんついた体型は男性に多いのですが、内臓脂肪型の肥満のため、比較的落としやすい脂肪と言われています。
仕事をする上でアルコールを控えることが難しい方もいるかと思いますが、休肝日を設けることは内臓脂肪を落とすためにはとても効果的でしょう。
また、お酒が好きで止められないという人は、一緒に食べる食事に気を使うようにしましょう。
揚げ物や炭水化物ばかりでなく、野菜などを多めに食べるように意識しましょう。
*監修者はこの記事の広告には携わっておらず、掲載商品や特定商品への保証や購入等を推薦するものではありません。
目次
ビール腹の原因は溜まった内臓脂肪
「ビール腹」というと、どのような姿・状態を想像しますか?
想像するのは「ビールの飲み過ぎで太ったおじさんのふくよかすぎるお腹」ですよね。
でも実は、ビール腹というのは「ビールの飲み過ぎの結果」ではありません。
では何かというと、「ビール樽のような体型の人」のことを指す言葉なのです。
あまり見かけないかもしれませんが、本来ビールは大きな樽で保管するのが一般的でした。
このように真ん中が大きく膨らんだ形のことで……つまり、お腹周りに脂肪がたくさんついている体型のことを指すのです。
決して「ビールの飲み過ぎが原因のお腹」のことではなく、普段ビールを飲まない人でも他人事ではありません。
お腹は元々脂肪がつきやすい場所です。お腹の周辺には内蔵脂肪(内蔵周りにつく脂肪)と皮下脂肪(皮膚のすぐ内側につく脂肪)の2種類の脂肪があります。
内臓脂肪はご存知のとおり、皮下につく脂肪とは違い、内蔵につく脂肪のことです。
ビール腹の場合は内側の脂肪「内臓脂肪」のほうが原因なのです。
内蔵脂肪が増えすぎるとメタボリックシンドロームが発症する危険も高くなり、見た目だけではなく健康的な面からも内臓脂肪は減らす必要があるのです。
内臓脂肪が落ちにくい気がするのはなぜ?
内臓脂肪はどうして増えていくのかというと答えは簡単です。「カロリーの摂取量がカロリーの消費量より多いから」です。
また、内臓脂肪が増えていくのはやはり中年以降が多いです。なぜなら人間は年齢と共に基礎代謝も落ちていくからです。
基礎代謝が落ちると、当然同じ量を食べていては消費カロリーより摂取カロリーのほうが多くなり、余ったカロリー分が脂肪になって体に蓄積されていくのです。
この脂肪の付き方には男女で違いがあり、女性の場合は皮下脂肪として蓄えられやすい体質を持っています。そのため、二の腕や太もも、お尻など全身の柔らかい部分にも脂肪がついていきます。
一方男性は皮下脂肪よりも内臓脂肪がつきやすく、また内臓脂肪の量が多くなると今度はお腹周りに多く脂肪がついていきます。
男性はお腹周りに影響が出やすく、特に見た目に目立ちやすい状態になります。
男性に「ビール腹」という言葉がよく使われるのは、この体質のせいなのです。
内臓脂肪の性質を把握して対応することが大切
基礎代謝の低下で脂肪が蓄積していくと言われると、「年齢が原因だから仕方がない」と思うかもしれません。
しかし実は、内臓脂肪は皮下脂肪より落とすのは簡単なんです。
内臓脂肪はつきやすいですが、同時に落としやすいという性質も持っています。
どうやって落とすのかというと、もちろんダイエットの基本である以下の3つが大切です。
- カロリー摂取量を減らす
- 運動して脂肪を燃焼させる
- 基礎代謝を上げる
元々落としやすい脂肪なので年齢のせいにして諦める必要はありません。
ビール腹が引っ込むまでどのくらいかかる?
「運動や食事制限を取り入れてダイエットを始めてみたけどなかなかビール腹が引っ込まない」
「本当に効果があるのかわからないまま続けるのはつらい」
運動や食事制限の効果がいつ実感できるのか、という悩みはどんなダイエットにも付き物ですね。
どのくらいで効果が出るのか、いつになったら引き締まるのかは、運動量と摂取カロリー量によってもちろん変わりますし、元々内臓脂肪を作りにくい体質だった人は効果も早く実感できます。
今まで運動をまともにせず筋肉があまりついていない人と日頃から運動していた人では筋肉量も違いますし、筋肉量が多いということは基礎代謝があるということです。
筋肉がある・ないで運動の効果、内臓脂肪の燃焼量も変わってきます。
元々筋肉をあまりつけていない人は筋肉をしっかりつけるところから始めなければならず、この段階でスタート地点が大きく変わるのです。
アルコールはダイエットの天敵
日頃からお酒を飲む・飲まないというのも大きく影響します。
ビールのカロリーは、中ジョッキで約200キロカロリーです。これは、お茶碗に小盛りのご飯と同じくらいのカロリーです。
ビールはご飯と違って満腹感が無いので、いくらでも飲めてしまうという人はいると思います。これがビール腹の原因のひとつです。
また、お酒を飲むと肝臓がアルコールの処理だけで精一杯になってしまいますので、脂肪を分解してくれません。
お酒を飲まなくなるだけで肝臓が脂肪を分解する余裕が生まれますので、これも確実に効果を実感できるタイミングが変わる要素になります。
またお酒を飲むと、どうしても脂っこい食事や〆のラーメンなどもつい食べたくなってしまいます。このことも内臓脂肪が増える原因となります。
完全にお酒を飲まない生活は逆にストレスも溜めてしまうかもしれませんが、内臓脂肪がつきにくい体を作るためにはできるだけ違う楽しみを見つけ、アルコールを控えましょう。
内臓脂肪を落とす3つの方法
ダイエットの基本は先ほどお伝えした3点ですが、ここではもっと具体的に内臓脂肪を落とす方法についてお話していきます。
運動を行うことによって身体の基礎代謝も上がり、どんどん内臓脂肪・皮下脂肪を落としやすい身体を作ることができます。
ぷにぷにお腹を脱出し、内臓脂肪を落とすためにもぜひ実践してみてくださいね!
ビール腹を引き締めるドローイン
「ドローイン」という言葉、聞いたことはありませんか?
これは「お腹をへこませる」という意味で、ビール腹など内臓脂肪を落とすために効果的だと言われています。
例えば久しぶりのスーツを着て「ちょっとお腹周りがきついな」と感じたとき、ぎゅっとお腹に力を入れてズボンを穿いたりしますよね。
「ぎゅっとお腹に力を入れてへこませる」という動作がドローインです。
ドローインはこのように毎日の生活でもさり気なく行っている行動ですが、実は「意識的にお腹を引き締める」という行動は内臓脂肪の燃焼にとても効果的です。
ドローインは日頃使わないインナーマッスルを使い引き締めているので、この行動を意識的に行うことでビール腹を引き締めることもできるのです。
意識的に行うやり方ですが、基本はとても簡単です。
1:足を肩幅に広げて立ち、背筋をしっかり伸ばします
2:胸を張り、お尻の穴を引き締めるように準備を整えます
3:お腹をぎゅっと引き締めて凹ませ、そのまま30秒続けます
お腹をへこませて30秒間続けるときも、呼吸は意識的に行うようにしましょう。
しっかり酸素を取り込むと、より脂肪を燃焼しやすい状態を作ることができます。
動作は簡単なのですが、実際にやってみると想像以上に「30秒持続」が大変だと感じる方が多いです。
最初はそもそも30秒持たない場合もありますが少しずつ鍛え、できれば毎日お風呂上がりなどに3セット継続できるようになりましょう!
こちらの動画が視覚的に分かりやすく丁寧に説明されていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
また、基礎代謝を上げるためには、以下の記事で紹介されている筋トレもおすすめです。
効果的な有酸素運動のやり方
脂肪を燃焼させるためには、やはり有酸素運動が欠かせません。
有酸素運動は酸素を取り入れながら行う運動のことを言い、ウォーキングやジョギング、エアロバイクや水泳などのことを指します。
逆に筋トレなど瞬発的に息を止めて行う行動のことは「無酸素運動」と言い、効果も違うので運動する場合は注意してください。
何故有酸素運動が効果的なのかと言うと、脂肪の燃焼には酸素が不可欠だからです。
「適度な運動で酸素を取り込みながら脂肪を燃焼する状態を作る」
これが最も効率良い内臓脂肪の落とし方なのです。
有酸素運動の弱点として、「最低20分は時間をかけて運動しないと効果が出ない」と言われていたこともありました。
しかし日頃から運動不足の人はこの20分も続けるのがつらく、そこでハードルが高いものとしてしまっていることもあったのです。
しかし、「20分の運動」と「10分の運動を2回」では脂肪の燃焼に差がないことがわかっています。
有酸素運動は特に無理をして運動しては意味がないので、20分継続が厳しい場合は細かくわけてチャレンジしてみましょう。
有酸素運動にとって一番大切なのは「継続」です。
毎日続けることによって基礎代謝も上がり、より脂肪を燃焼しやすい身体になっていきます。
毎日無理なく運動できる時間を作り、効率よく内臓脂肪を減らしていきましょう!
そのほかの有酸素運動については、以下の記事で詳しく解説しています。
無理をしない食事制限の方法
どれだけ運動をして内臓脂肪を落としていっても、やはりそれ以上に食べてしまっては何の意味もありません。
効率よく内臓脂肪を落とすためにも、やはり食事制限は必要になります。
しかしもちろん、身体に必要な栄養まで制限してしまっては意味がありません。特に運動する場合、筋肉などを作るためには良質なタンパク質が欠かせません。
タンパク質は様々な食べ物に含まれていますが、内臓脂肪を落とすという目的を考えると植物性のタンパク質を摂取するようにしましょう。
植物性タンパク質の代表といえば、大豆などの豆類です。
ほかにも穀物、キノコ類、またナッツ類にもタンパク質が豊富に含まれています。
このような植物性タンパク質を多く含んだ食品、また食物繊維が豊富に含まれた野菜を多く食べるようにしましょう。
「食事制限」というと、どうしても過剰に食べるものを減らすことを想像しがちですが、3食はきちんと食べるようにしてください。
過度な食事制限は基礎代謝も落としてしまいますし、運動も身が入らず望んだ効果が期待できなくなります。
減らすなら間食や夜22時以降の夜食、そして油分や動物性脂肪が多く含まれた肉を減らしましょう。
また、食べ過ぎた時はサプリメントを使うという手もあります。
エステサロンでビール腹を撃退!
「食事や運動を試してみたが、なかなか効果が出ない」
「運動もしたくないし、食事も好きなものを食べたい」
上記のような方には、メンズエステがおすすめです。
メンズエステはきになるビール腹をピンポイントで施術してくれるため、高い効果が期待できます。
またテクトロンなどの機器を置いているサロン(大手サロンにはほぼあります)では腹筋のインナーマッスルを寝ているだけで鍛えることができ「お腹の引き締め効果」「基礎代謝の向上」が見込めます。
大手のサロンであれば通常料金よりも格安で初回体験を受けることができますので、1度初回体験だけでも受けてみることをおすすめします。
初回体験価格:3,000円
⇒ラ・パルレ公式サイトはこちら
ラ・パルレの「お腹の脂肪チェック&スッキリ体型コース」では、気になる部位の脂肪を「温め」「ほぐし」「引き締める」の3ステップで施術を行い、高いダイエット効果を引き出します。
お腹であればお腹の脂肪をピンポイントで落とすことができる点も、メンズエステの魅力です。
ビール腹が気になるという方は、担当のエステティシャンに相談して、お腹の脂肪を重点的にアプローチしてもらいましょう。
【▽ラ・パルレの体験記事はこちら▽】
まとめ
適切な運動と食事制限で、ビール腹は必ず解消できます。
見た目だけでなく、健康のためにも内臓脂肪を落とし、引き締まったお腹を手に入れましょう!
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