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ハゲは男性の悩みとしてはポピュラーで、育毛剤や育毛サプリをはじめ、ハゲの悩みを対策する商品やサービスが多数存在しています。
しかし、ハゲの原因がどのようなもので、その対策としてどのようなものがあるのか、意外と知られていないのではないでしょうか?
そこでまずハゲの原因と考えられることをしっかりと把握し、その上でハゲの具体的な対策を7つ紹介してきます。
ハゲ、薄毛が気になっている人はこの記事を参考にしてハゲ対策をしてみましょう。
目次
ハゲの原因とは?【対策方を知る前に】
ハゲは自然の成り行き、老化によるものだから仕方がない、と諦めている人も多いのですが、ハゲの原因を知ればその対策もおのずと生まれてきます。
実はハゲの原因として生活習慣の乱れ、頭皮環境の乱れ、男性ホルモンの乱れ、遺伝、紫外線の影響が考えられることが分かっています。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れると体の不調という結果が生まれますが、髪の毛も体の一部。
当然生活習慣が乱れることで髪の毛の成長にも良くない影響が出てハゲの原因となってしまうことがあります。
ここでは主に食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスがハゲの原因となる可能性について確認しましょう。
食生活の乱れ
食生活の乱れはハゲの原因の一つになる可能性があります。
髪の毛の主な成分はケラチンというタンパク質です。では、髪の毛の元となるタンパク質がどこから来るか、というともちろん食事として摂取されるわけです。
摂取されたタンパク質は消化を経てアミノ酸に分解され、その後ビタミンやミネラルの働きによってタンパク質に再合成され、その一部が髪の毛になります。
つまり、バランスを欠いた食生活は髪の毛の材料となるタンパク質の不足を招いたり、再合成に必要な栄養素が不足してしまうことが考えられ、そのような状況下では髪の毛の主成分、ケラチンも不足してしまいます。
結果として偏った食生活はハゲの原因になるというわけです。3大栄養素を中心にしてバランスの取れた食生活を意識するようにしましょう。
睡眠不足
髪の毛は毛根部分にある毛母細胞が分裂することによって成長が促されますが、毛母細胞の活動には成長ホルモンが必要です。
成長ホルモンは肌や髪の毛、筋肉などの修復や成長を促進させる働きをしていますが、睡眠中に分泌されることで知られています。
しかし、睡眠が不足した状態では成長ホルモンの分泌が限定的になる可能性があり、結果として毛母細胞の活動も制限され、髪の毛の成長が阻害され、ハゲてしまうというわけです。
睡眠時間を確保することもさることながら、睡眠の質も重要になります。
ストレス
ストレスは体にも影響を及ぼしますが、ストレスはハゲの原因の一つになり得ます。
仕事や人間関係によって強いストレスを感じると交感神経が緊張状態となり、血管が収縮を起こします。
髪の毛の成長に必要な栄養素は血液によって毛根まで運ばれますが、血管が収縮すると血流も少なくなり、髪の毛の成長に必要な栄養が届かなくなり、成長が阻害されてしまうのです。
このような状態が続くと髪の毛は健康な状態を維持できなくなり、次第に薄くなってしまうことが考えられます。
また、ストレスが溜まると眠りが浅くなったり、眠れなくなったりします。
それによって成長ホルモンの分泌が阻害されるようなことがあると前述したように髪の毛の成長にも悪影響が出てしまいます。
頭皮環境の乱れ
植物の成長には土壌が大切なのと同様に髪の毛の成長にも頭皮環境が大きく影響を及ぼします。
特に気を付けたいのが髪の毛を洗ったあと、乾かさずに塗れたままで寝てしまうことです。
髪が濡れたままで寝てしまうと髪の毛が痛むのはもちろんですが、頭皮に雑菌が繁殖して不潔な状態になる他、フケの現任にもなってしまいます。
そのため、髪の毛を洗ったらドライヤーでしっかりと乾かしてからベッドに入るようにしましょう。
男性ホルモンの乱れ
ハゲの原因として男性ホルモンの一種であるテストステロンが影響していると言われています。
テストステロンは睾丸で作られる男性ホルモンで、筋肉の発達や体毛、皮脂の分泌や性欲等を活性化する働きの他、決断力や判断力などにも関わっている男性らしさを象徴するホルモンです。
テストステロンは体毛やヒゲを濃くする働きがあるのですが、髪の毛に関してはAGA(男性型脱毛症)の人はテストステロンの値が高い傾向があると考えられています。
テストステロンが多いことが直接ハゲの原因になっているわけではなく、AGAの過程にテストステロンが関与しているという形です。
遺伝
テストステロンとハゲの関係について前述しましたが、テストステロン単体でハゲるのではありません。
テストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくと毛母細胞を委縮させる働きのあるTFG-βという因子を増加させるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるという仕組みが影響しています。
このようにハゲる仕組みのうち、下記が遺伝によるものと考えられます。
- 5αリダクターゼの活性度
- 男性ホルモンの受容体の感受性
5αリダクターゼの活性度が高いとハゲの原因となるDHTを過剰に作りだしてしまいますが、5αリダクターゼの活性は遺伝的優性のため、両親のどちらかがその遺伝子を持っていると子供にも受け継がれ、AGAになりやすくなる可能性があります。
DHTは、男性ホルモンの受容体と結びつくことで脱毛因子・TFG-βを作りますが、男性ホルモン受容体の感受性が強いとDHTの影響が大きくなるのでやはりAGAになりやすくなる可能性があります。
この男性ホルモン受容体に関する遺伝は母方からの隔世遺伝と考えられています。
紫外線の影響
紫外線による日焼けは皮膚へのダメージを与えますが、頭皮や髪の毛に対しても同様です。
髪の毛の主成分・タンパク質は紫外線によって構造が劣化し、枝毛や切れ毛が増えてしまいます。
それに頭皮を保護する機能を果たしている皮脂膜は紫外線によって酸化を起こし、毛穴の炎症を引き起こす可能性があります。
また、頭皮の乾燥はフケや痒みなどの皮膚トラブルの原因にもなりますし、皮脂の分泌が活発化してしまうことにも繋がり、細菌や真菌の繁殖によって炎症を起こすこともあります。
紫外線の中でも特に危険なのがUV-Aですが、これは真皮に届くため発毛に関わる毛母細胞や毛包幹細胞にダメージを与え、抜け毛や薄毛を引き起こす可能性の一つと言えます。

毛髪診断士/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー
美髪・育毛のプロとして、抜け毛や薄毛に悩む女性の力になるべく、育毛サプリメントの開発...
ハゲの対策方法とは?
ここまででハゲの原因となり得る要素について確認してきましたが、原因となるような行動や状況を作らない、ということがハゲの対策方法となります。
具体的には睡眠、栄養をしっかりとる、血流の改善などが考えられますが、ハゲの対策について具体的な方法を紹介していきます。
ハゲが気になっている、とかなんとなく薄くなってきたような気がする、という人はそれぞれの対策について把握し、実践してみてください。
十分な睡眠をとる
睡眠が不足することで成長ホルモンの分泌が妨げられ、毛母細胞の働きが制限され、結果としてハゲにつながることは説明しました。
そこで睡眠の質と量を確保したいのですが、下記のような習慣を身につけましょう。
- 寝る前にスマホやテレビ画面などを見ることを避ける
- 食事は睡眠の3時間前に
- 寝る直前にお風呂に入る時はぬるま湯にする
深い睡眠には副交感神経が優位となっているのが理想ですが、スマホやテレビの明るい画面を見ると交感神経が優位となってしまうため、睡眠が妨げられます。
副交感神経を優位にするためには寝る前にスマホやテレビ画面を見ないようにすると良いでしょう。
また、お風呂に入ることも副交感神経を優位にしますが、寝tる前に入浴する場合はぬるま湯にしましょう。
また、寝る前に食事を摂ると血糖値が上がり、成長ホルモンの分泌が阻害されますので、少なくとも就寝の3時間前に食事を終えるようにしてください。
頭皮マッサージで血流を改善する
髪の毛が成長するための栄養分は血液によって毛根部まで運ばれますので、血流を改善することはハゲの改善に繋がります。
具体的には頭皮のマッサージが血流の改善に効果的です。
- 指の腹で頭をつかむように全体的にもみほぐします
- 生え際を頭頂部へと引き上げるようにして、指先で頭皮をトントンと軽く叩いて刺激します
- 首の付け根部分、襟足のくぼみに両手の人差し指と中指を当てた状態で顎を上下に動かします
マッサージは頭皮が乾いた状態の時に行います。力を入れ過ぎず、5分程度を目安にして数回繰り返すと効果的です。
バランスの整った食事をとる
偏った食生活がハゲの原因になり得ることは前述しましたが、ではどのような食事がハゲの対策として有効なのでしょうか?
髪の毛の主成分であるケラチンを作るタンパク質はもちろんですが、その他の栄養素も摂取する必要がありますし、避けた方がいい食材もあります。
そこで具体的なハゲ対策になる栄養素とそれが含まれる食材、避けるべき食材を挙げていきます。
摂取するべき栄養素
- タンパク質
…魚類、肉類、卵、乳製品、大豆製品など - ビタミン類
…にんじん、かぼちゃ、小松菜などの緑黄色野菜、レモン、オレンジなどの柑橘類など - 亜鉛
…牡蠣、しじみなどの魚介類、ごま、アーモンドなど
まず、必須となるのがタンパク質です。髪の毛の約90%がタンパク質の一種・ケラチンが元になっているので、肉、魚、大豆など、高タンパクな食材を摂取しましょう。
ビタミン類は頭皮の新陳代謝の正常化の他、髪の毛の成長をサポートする働きがあります。特にビタミンA、E、ビタミンB群は髪の毛の成長に大きく関与しますので、意識して緑黄色野菜を取りましょう。サプリメントを活用するのもおすすめです。
また、亜鉛はタンパク質が分解されたアミノ酸をケラチンに合成する際に必要な成分ですので、牡蠣やごま、アーモンドなどの亜鉛を多く含んだ食品を取りましょう。
避けるべき食事
- 糖分
…お菓子や飲料など - 動物性脂肪
…牛乳、チーズなど - 発汗作用のある食べ物
…唐辛子、キムチ、タバスコ
糖分の多い食べ物を摂取するとビタミンB群が消費される他、皮脂の分泌量が増えて毛穴の詰まり等、頭皮のコンディションが悪化することがあります。
同様に動物性脂肪が多い食品や揚げ物、油の多い食べ物も食べ過ぎると皮脂の分泌量が増加しますので、頭皮環境が悪化してしまうことが考えられます。
唐辛子やキムチ、タバスコなどの辛い食べ物には血管拡張作用があるカプサイシンが含まれているため、血流改善が期待でき、ハゲの対策として効果があるという意見もあります。
しかし、辛いものを食べてかいた汗をそのままにしておくと頭皮の雑菌が繁殖してしまう等の悪影響も考えられますので、辛い物を食べて汗をかいたらしっかりシャンプーをして頭皮を清潔に保つように気を付けましょう。
タバコ・アルコールを避ける
タバコを吸うと血管が縮小し、血行が悪くなることは知られていますが、頭皮への血流も阻害されますので、ハゲの原因になってしまいます。
また、アルコールを摂取すると体内ではアルコールを分解するためにビタミンCが消費され、頭皮や髪の毛の状態を保つために必要なビタミンCが不足してしまう可能性があります。
タバコを吸う習慣がある人やアルコールを飲む習慣がある人はハゲの対策として禁煙、禁酒や量を控えるなども視野に入れてみましょう。
育毛サプリをとる
育毛サプリとは髪の毛の成長に必要な栄養素を手軽に取れるようにサプリメントにしたものです。
基本的に食品のため、副作用がなく持ち運ぶことが出来るので忙しくて食事が不規則になりがちな人におすすめです。
バランスの良い食事から栄養素をしっかり摂り、サプリメントは食後に必ず飲むようにするなど、補助的に使うと良いでしょう。
また、継続して使用することで効果が出るということを理解しましょう。
定価:¥6,980(税別)→定期初回価格:¥4,380(税別)
容量:90粒(約1ヶ月分)
モンドセレクションで2年連続して金賞に輝いたイクオスサプリEXは育毛をサポートするサプリメントです。
コンディションを整えるのに効果的なノコギリヤシ、ミレットエキス、亜鉛、フィッシュコラーゲンペプチド、大豆抽出物、イチョウ葉エキス、ヒハツエキスの7大成分を始め、9種の必須アミノ酸や24種類の源泉成分を1日3粒で摂取することができます。
衛生管理が徹底された日本国内の工場で作られた高い品質なので安心して摂ることができます。
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頭皮に優しい育毛シャンプーを使う
ハゲ対策として頭皮の環境を整えることが効果的ですが、育毛シャンプーを使用することで良いコンディションを作ることができます。
育毛シャンプーはフケや痒みを抑える効果があるものや毛穴の詰まりを解消する効果等があり、普段のシャンプーの代わりに使用するだけなので続けやすいのもおすすめポイントです。
定価:4,180円(税込)→定期初回価格:3,280円(税込)
容量:300ml(約1~2ヶ月分)
チャップアップシャンプーは洗浄成分として5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分のみを使用した毛髪診断士と美容師が開発したシャンプーです。
チャップアップシャンプーは頭皮と頭髪のケアに役立つオーガニック成分を多数配合しているのでシャンプーをしながらスキンケアができます。
また、弱酸性・ノンシリコンなので頭皮への刺激が少なくやさしく洗うことができます。
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育毛剤で頭皮環境を整える
頭皮の環境を整えるのに育毛剤は有効です。
育毛剤を使用することで抜け毛を防止したり、髪の毛のボリュームをアップさせたりする効果が期待できます。
また、頭皮の血流の改善などの効果がある育毛剤も髪の毛の成長をサポートする効果が見込めます。
定価:¥16,200(税込)→定期初回価格:¥5,980(税込)
容量:120ml(約1ヶ月分)
BUBUKA ZEROは酢酸DL-α-トコフェロール、センブリエキスが血行を改善し、毛母細胞へ栄養を届け、グリチルリチン酸ジカリウムの抗炎症作用が頭皮環境を整えます。
植物由来の天然成分を63種類に増量し、ZEROという名前の通りアルコール、パラベン、シリコン、鉱物油など9種類のゼロを同時に実現し、ストレスフリーな育毛剤です。
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AGAクリニックに通う
AGAクリニックでは男性型脱毛を対象とした治療を専門医から受けることが出来ます。
医療機関による診断なので安心ですし、かつ医療機関でしか行うことのできない治療を受けられるのがポイントです。
AGA治療は保険適用外となるため、費用は自己負担となりますが、それでも効果的なハゲ対策と言えるでしょう。
AGAスキンクリニックは全国に51院を展開し、多くのAGAに悩む男性の治療をしており、99.4%と高い発毛実感率を誇ります。
専門医による問診とカウンセリングの結果から1人1人に合わせた治療が行われます。
飲み薬や塗り薬を処方してもらい、自分の毛をしっかりと増やすというAGA治療は自信と満足感が得られます。
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最後に、上記で説明した対策方法のメリット・デメリットを表にまとめてみました。
メリット | デメリット | |
育毛サプリ |
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育毛剤 |
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育毛シャンプー |
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AGAクリニック |
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ハゲ対策として主に上記の4種類が挙げられますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
まずは規則正しい食生活としっかりとした睡眠をとること、そしてストレスをためない、溜まったら発散するという生活習慣を意識し、その上で育毛サプリや育毛剤、育毛シャンプーなどを状態に合わせて併用するのがおすすめです。
また、AGAクリニックでは専門医の診察を元にした病院しか行うことのできない治療を受けることができますので、自分のハゲに悩んでいる人はAGAクリニックで専門医の意見を聞き、治療をするのもいい対策です。
まとめ
ハゲの原因には生活習慣の乱れ、頭皮環境の乱れ、男性ホルモンの乱れ、遺伝、紫外線の影響などが考えられます。
自分の生活や遺伝的な要素について見直し、心当たりがあればそれぞれの原因に応じた対策を取り、ハゲの改善に努めましょう。
また、育毛サプリや育毛剤、育毛シャンプーなどを使用するとハゲ対策をより効果的に行うことができます。
抜け毛が激しい場合やハゲが進行しているのがわかる、というような場合にはAGAクリニックで専門医の判断を仰ぐことをおすすめします。