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セルライトはマッサージで本当に潰せるのか?
太ももや二の腕などがセルライトで凸凹になってしまい、悩んでいる人は多いようです。
セルライトをなくすための方法を調べてみると、マッサージで潰す潰し方で効果的に対策が出来る、という情報や潰し方を解説した情報を目にします。
しかし、セルライトとはどのようにして出来るのか、を知るとセルライトの潰し方を意識したマッサージは効果がないどころか、むしろ逆効果なことがわかります。
ではセルライトを潰すマッサージがまったく役に立たないのか、というとそうではありません。
正しい潰し方でのマッサージを行うことでセルライトを効果的に解消することができるのです。
そこで今回はセルライトを解消するために潰し方ではない正しいマッサージ方法とセルライトを予防するための生活習慣について説明します。
そもそもセルライトとは?
「セルライト」とはそもそも何なのか、正しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
セルライトは簡単に言えば脂肪細胞が肥大化し、肌が引っ張られることによって凸凹が出来てしまう状態を指していますが、美容業界で作られた造語です。
セルライトは血管やリンパ管から本来は排出されるべき老廃物や水分が脂肪細胞に絡みつき、毛細血管を圧迫して溜まってしまった状態を指します。
セルライトが出来ると肌の表面がオレンジの皮の様に凸凹になってしまいますが、これは皮下脂肪を溜め過ぎで老廃物、水分が排出できなくなり、毛細血管やリンパ管が圧迫され、変形することが原因です。
セルライトは2年から3年くらいの時間をかけてゆっくりできていきますので、今セルライトがない人でも気が付いたらセルライトが出来ていた、ということになりかねません。
そこでセルライトが今は出来ていない人もしっかりと予防やケアをすることが大切です。
セルライトをマッサージで潰すことは可能?潰し方とは?
セルライトのケア方法を調べると強めのマッサージ等で潰す、という潰し方が紹介されていることがありますが、セルライトを潰すという方法はまったく効果が期待できない上に、潰し方によってはマイナスに作用してしまうこともあります。
前述したようにセルライトは脂肪細胞が老廃物や水分で大きくふくらんだ状態です。つまり、普通の皮下脂肪なわけです。
脂肪をマッサージしたからといって皮下脂肪が解消できないのと同様に、セルライトもマッサージで潰し方を調べて強くマッサージしたからといって潰れてなくなる、ということはありません。
セルライトは毛細血管やリンパ管を変形させ、肌の表面を凸凹にしてしまいますが、その際に周辺の組織や血管も損傷を受けます。
すると損傷を修復するためにコラーゲンが働くことになりますが、修復のプロセスで老廃物を巻き込み、脂肪細胞が作られます。これによってさらに凸凹になってしまうのですが、マッサージでセルライトを潰す、というような強い刺激を与えると皮膚や毛細血管に損傷を与えることになります。
するとやはりコラーゲンが損傷を修復するために働きを始め、新たなセルライトが生成されます。
つまり、セルライトをなくそうと一生懸命潰し方を確認して強いマッサージをすることで、逆にセルライトを増やしてしまうということです。
潰すような強いマッサージではなく、セルライトの原因となるむくみを解消するようなマッサージが効果的です。
むくみを取るためのセルフマッサージ方法
セルライトは脂肪細胞が老廃物や水分で大きくふくらんだ状態、と説明しましたが、その水分はどこから来るのでしょうか?
実は血液中の余分な水分が血管からしみだしているのです。つまりむくみがセルライトの原因になるのです。
そこでセルライトの原因となるむくみを取るためにマッサージすることがセルライトの予防、ケアに有効になるわけです。
また、セルライトのもう一つの原因となる老廃物はリンパ管を通って身体の外へ排出されます。そのため、リンパの流れを意識したマッサージもセルライトのケアに効果が期待できます。
では、具体的なセルライトの原因となるむくみを解消するためのセルフマッサージ方法を見ていきましょう。
入浴後の血管やリンパ管が拡張しているタイミングがマッサージに最適
マッサージを行うタイミングは入浴の後の血管、リンパ管が拡張した状態の時が最適で、より効率よく体内に詰まった老廃物を流すことができます。
また入浴後も代謝が上がっている状態で血の巡りが良いので、マッサージのタイミングとしては最適です。
かっさでリンパの老廃物を流す
リンパの老廃物を流すアイテムとして「かっさ」というアイテムがあります。
かっさは顔や体、脚に応じて形が異なったヘラのような形をしている道具で、素材もメーカーによって様々です。
使い方についても様々ですが、基本となる使い方については下記の動画を参考にしてみてください。
[itemlink post_id=”96458″]フォームローラーで筋膜リリース
テレビなどでも耳にする機会の増えた筋膜リリース、それに使用するフォームローラーでのストレッチにもリンパの老廃物を流す効果が期待できます。
フォームローラーを使えば、普段1人ではマッサージできない背中などもマッサージができるので1つ持っておくと便利です。
ローラー付きのマッサージ器具などを活用
マッサージは毎日習慣的に行うのが理想的ですが、マッサージクリームやオイルの用意が面倒になったりして続かない、という人はローラー付きのマッサージ器具を活用するとすぐに空いている時間でマッサージを行うことができるのでおすすめです。
[itemlink post_id=”96424″]セルライト自体を取りたいのならプロに任せる
長年、蓄積されたセルライトを改善することは案外簡単ではなく、長い期間が必要となります。
「1日でも早くセルライトから解放されたい」と言う人にはメンズエステがおすすめです。
メンズエステでは専用の機器を使うことでセルライトの原因となるリンパの老廃物やむくみを解消してくれる効果が期待できます。
大手のメンズエステサロンであれば初回体験制度を設けている店舗も多くあるので、気になる方はまずは初回体験を受けてみてください。
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気になる方は参考記事で詳しくチェックしてみてください。
<参考記事>
むくみの原因と対策
セルライトができる原因として「むくみ」は大敵であると言うことが上記で分かっていただけたかと思います。
ここでは、そんなセルライトの原因となる「むくみ」の原因と対策について解説していきたいと思います。
むくみの原因とは?
セルライトの原因になるむくみですが、どのような時にむくみが出るのかを把握することでむくみの予防ができます。
そのためにむくみの原因についても知っておくことにしましょう。
前述した通り、むくみとは血液の中にある余分な水分が血管から皮膚の下にしみ出した状態のことです。
そこで、むくみおきやすい、むくみの原因と考えられる点を挙げてみました。
水分不足
血液中の余分な水分が染み出したのがむくみ、と言うと余分な水分を控えた方がいい、と考える人がいるかもしれませんが、それは逆効果です。
水分が不足すると体はむしろ水分をため込むように働くと考えられます。そのため、むくんでいるからといって水分を控えたりせず、むしろ水分が不足しているかも、と考え積極的に水分を摂るようにしてください。
運動不足
人の体は血液が循環することによって酸素や栄養分等が細胞に届けられています。
血液を送り出すポンプの役割をしているのが心臓ですが、心臓から遠い足まで送り出された血液は足の筋肉の働きで再度心臓に送り返されます。
しかし、運動不足等で筋肉が衰えていると足から血液を心臓に送り返す力が不足してしまい、血の流れが滞ります。
そうなると血液中の水分が皮下に染み出し、むくみの原因になると考えられます。
同じ姿勢が続いている
立ち仕事等をしていると血流が滞りやすく、むくみやすいですが、立ち仕事だけでなく、座っていても同じような姿勢が続くことで血流が阻害されやすくなります。
そうなるとやはり血液から水分が染み出し、むくみやすくなってしまいます。
また、女性でハイヒールを履いている人は足首が動きにくいため、むくみやすいと言われています。
女性特有の原因
女性は生理の前や更年期等、ホルモンバランスが乱れて自律神経も乱れるので、むくみが出やすくなります。
むくみにくい体を作るためには
出来てしまったセルライトを解消するのも重要ですが、むしろセルライトの原因となるむくみを解消することでセルライトを予防するようにしましょう。
そこでむくみにくい体を作るためのポイントを3つ紹介します。
定期的な運動で筋肉をつける
足に送られた血液を心臓に送り返す役割は足の筋肉によるものです。
そのため、運動の習慣を身につけ、筋肉を付けることがむくみの予防、解消に繋がります。
定期的にウォーキングするとか、ジョギング等も足の筋肉を鍛えることができます。
また、仕事で同じ姿勢が続くような場合でも意識して足を動かすことで血流を促すようにするとむくみにくくなります。
お風呂に浸かって血行促進
忙しいときは湯船に入らずついシャワーで済ませてしまいがちですが、湯船に入ってしっかり体を温めることで血流が改善されますので、むくみの予防になります。
また、水圧によるマッサージ効果も期待できます。
お風呂に入った後は発汗によって水分が不足していますので、しっかりと水分を補給してください。
純粋な水を多く摂取する
人間の体は約65%が水分でできていると言われています。
血液にも体内の水分の内の約6.5%が存在し、その水分が不足すると血やリンパ管の流れが滞るため老廃物の排出が上手くできなくなるため、むくみなどの原因になります。
普通の体型の人であれば2Lは純粋な水で摂ることをおすすめします。
ジュースなどは糖分を余分に摂取してしまったりするため、内臓に負担を掛けてしまいます。
水分を多く摂るのであれば内臓への負担の少ない純粋な水がおすすめです。
参考文献:水とヒト–生理的立場から–(田中正敏)
食生活を改善する
体を作るのに重要なのは食事ですが、食生活の改善でむくみにくい体を作ることができます。
下記のような成分を積極的に摂るように意識してみましょう。
タンパク質
タンパク質は筋肉の材料になる他、健康の維持には欠かせない栄養素です。
血液の中にはアルブミンというタンパク質が含まれており、血管の内側と外側の水分量を調節する機能に関係していると考えられています。
そのため、タンパク質が不足しないようにすることでアルブミンがきちんと働き、適切な水分量が守られてむくみにくくなります。ダイエット等で食事を制限するとタンパク質が不足しがちなので、注意してください。
<おすすめの食品>
- 肉類全般(脂肪の少ない鶏、牛の赤身がおすすめ)
- 魚類(かつお、鮭など)
- 卵
ビタミンB群
ビタミンB群はアルコールや水分の代謝をサポートする作用がある他、糖質の代謝にも作用していますので、体内のバランスを整える等の重要な働きをしています。
特にビタミンB1が不足すると糖質が分解できなくなってしまい、乳酸などの疲労物質の蓄積で疲れやすくなったり、むくみが起きやすくなる他、脚気の原因にもなります。
<おすすめの食品>
- レバー系(特に豚肉)
- ナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)
- うなぎ
ナトリウムとカリウムのバランス
体の中の水分はナトリウムとカリウムで調節されています。
体の中では塩分の濃度が一定になるような働きがありますので、塩分の多い料理を食べすぎると塩分濃度を薄めるために、水分を溜め込みます。
これがむくみの原因になることがあります。摂りすぎたナトリウムはカリウムが排出する効果がありますが、カリウムが不足するとナトリウムを排出することができなくなりますので、芋類などのカリウムが豊富な食品を摂るようにしましょう。
<おすすめの食品>
- 梅干し(ナトリウム)
- みそ(ナトリウム)
- パセリ(カリウム)
- アボカド(カリウム)
まとめ
セルライト対策のためのマッサージについて紹介してきました。
セルライトはマッサージの仕方を間違えてしまうと、逆に増えてしまうかもしれないので、正しいマッサージ方法を実践する必要があります。
今回紹介したような正しいマッサージを行なって、セルライト対策をしてください。
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