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年齢を重ねると心配になる加齢臭
加齢臭は年を重ねるごとに心配になっていきます。
家族や友人、同僚だけではなく、全く知らない赤の他人と、周囲の方々に怪訝な目をされ、肩身の狭い思いをする事でしょう。
加齢臭は、2000年の某大手メーカーが発見して以来、急速に日本全国に広まっていきました。この加齢臭という言葉により、全国の中年男性は苦しむ事になりましたが、実は若者や女性も、加齢臭になることがあります。
今回は加齢臭の原因、メカニズムと対処方法をご紹介します。
加齢臭はなぜ出る?原因は「ノネナール」
そもそも、加齢臭はどうして出てしまうのでしょうか。
その原因は毛穴につまった皮脂が酸化することでは発生するノネナールという物質が原因です。
汗腺の側の皮脂の中にある脂肪酸と過酸化脂質が合わさる事で酸化してしまい、加齢臭の原因となるノネナールは発生してしまいます。
しかしなぜ、中高年の方ばかりが加齢臭の原因となるノネナールを多く出してしまうのでしょうか。
それは、中高年の方の歳だと脂肪酸と過酸化脂質の分泌が増加してしまうため、結果的にノネナールを多く生み出してしまう事になるのです。
また、身体の中に活性酸素が増えすぎることも、ノネナールの増殖につながります。
活性酸素は殺菌効果を持った酸素で、体内の細菌類を駆除したり、酵素の働きを助ける役割を担っているので、体中の細胞の支えとなっています。
体に良い働きのある活性酸素ですが、増えすぎることで体中の細胞が衰えてしまい、老化が進行することで、身体のあらゆる組織が衰えてゆきます。
加齢と共に加齢臭が発生する原因
上記にもありますが、加齢とともに加齢臭が発生します。
原因①身体の抗酸化作用が弱まるから
出典:ガジェット通信
上記の画像をみると身体の抗酸化酵素であるSOD酵素が年齢と共に減少していることがわかります。
年々身体は酸化がしやすくなっており、毛穴につまった皮脂も酸化しやすい状態となっているのです。
身体が酸化しやすいのにもかかわらず、うまく身体を洗えていなかったり、洗っていなかったりすれば加齢臭がするのは当たり前なのです。
原因②皮膚が乾燥するから
加齢と共に皮膚は乾燥しやすくなります。
皮膚が乾燥すると、その乾燥を防ごうと身体から無駄な皮脂が分泌されやすくなります。
皮脂が大量に分泌されるとその分酸化しやすくなり、加齢臭が発生しやすい状態となってしまうのです。
原因③ストレスの増加
ストレスを感じると活性酸素が身体内に発生しやすい状態になります。
ストレスを受けると、それに対抗するために副腎皮質ホルモンというホルモンが発生します。
この副腎皮質ホルモンの生成と分解の過程で活性酸素が発生してしまうのです。
加齢臭をより強くする原因とは?
加齢臭は年を重ねることだけが原因ではありません。
食生活やストレスによってより悪化させてしまうことがあります。
食生活の乱れ
いつも食べているものが油物などの高脂質やお肉中心の動物性たんぱく質(肉類、マヨネーズ、バター)の食べ物ばかりであると皮脂腺にも脂肪分が増加します。
分解される脂肪分が増えると、ノネナールも増加するため、加齢臭が強くなる原因にもなります。
また食品添加物が多く配合されているものを食べると、添加物を分解する際に活性酸素が発生するので、加齢臭を増長する原因にもなるのです。
ストレス
ストレスを受けると、それに対抗するために副腎皮質ホルモンが生成されます。
この副腎皮質ホルモンは分泌と分解の両方で活性酸素が発生するため、加齢臭を増長する原因にもなるのです。
さらにストレスは抗酸化作用のあるビタミンCも大量に使用するために、加齢臭を増長してしまうのです。
耳の後ろから加齢臭?加齢臭の発生部位
では、加齢臭とはどこから発生するのでしょうか。
加齢臭が発生する部位は主に6つです。
頭 ・胸元 ・脇 ・背中 ・首回り ・耳の後ろ
です。
いずれも上半身が加齢臭の原因の集中地点になっていることが分かります。
そして、注意して欲しいのは首回りです。
なぜなのかというと、ノネナールという加齢臭の原因となる皮脂が、首回りの襟元に溜まりやすく、加齢臭を激烈にさせている原因となっているので要注意です。
加齢臭はなぜ低年齢化している?
冒頭でも触れましたように、加齢臭が若者にも発生しているとされていますが、本当なのでしょうか。
実は、若者世代と呼ばれる20代から30代では加齢臭の原因となるノネナールの発生原因である皮脂の中の脂肪酸と過酸化脂質の分泌が少なく、40、50代の男性よりも酸化を抑える力が強いのです。
これらのことから、若者世代で加齢臭になる事はないはずです。
では、なぜ若者世代に加齢臭と呼ばれる人間が出てくるのでしょうか。
実はそれらは、ミドル脂臭と呼ばれる、主に35歳から45歳の世代に多い臭いです。
ミドル脂臭は加齢臭とは違い、原因がジアセチルと呼ばれる物質で、非常に強烈な悪臭を放ちます。主に後頭部から後ろに分泌されるので要注意です。
食生活の悪化も加齢臭の低年齢化の原因
ファーストフードやコンビニ弁当を毎日のように食べてしまうと、栄養バランスとして脂質の摂取割合が非常に高くなってしまいます。
特に若い方ほど高脂質のものを食べる傾向にあり、身体から皮脂がでやすい状態となっているのです。
また20代〜30代なのに加齢臭が気になるという方は、食生活の改善をまずはおこいましょう。
加齢臭だけじゃない!臭いが強くなる理由
ここまで加齢臭について詳しく解説していきましたが、体臭が強くなる理由は加齢臭だけではありません。
酒やタバコを好む方は衣服にアルコールの臭いやタバコ臭が衣服に付いてしまいます。衣服の臭いと加齢臭が相まって、より強い臭いが発生します。
また体の内面が臭いの原因になっているかもしれません。暴飲暴食により肝臓機能が低下している方は、アルコールの分解が上手くされず、体からアルデヒド臭が発せられます。
また、加齢の場合だとアンモニアが尿によって排出されにくくなり、体からアンモニア臭が発せられます。
このように加齢臭は、その他の様々な要因と合わさることで悪化するようので、注意しましょう。
加齢臭への対策方法
それでは、加齢臭はどのように対策すればよいのでしょうか。
酸化しないようにする
加齢臭はなぜ発生するのかというと、それは脂肪酸と過酸化脂質が結び付き、酸化する事によってノネナールが発生してしまう為です。つまり酸化を抑えればさえすれば、加齢臭は発生することはありません。酸化の原因である活性酸素を対策することで、加齢臭を抑えることができます。
では、活性酸素を抑える、減らすにはどうすれば良いのかというと、効果的なのは食生活の改善です。
ビタミンEやビタミンCには抗酸化作用があります。
ビタミンEは若返りビタミンともよばれ、油の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
また、ストレスを避ける事も大事です。
特に喫煙、飲酒、睡眠不足は活性酸素を増進してしまい、加齢臭が強くなってしまうので、注意しましょう。
<ビタミンEを多く含む食品>
<野菜>
アスパラガス、アボガド、かぼちゃ、さつまいも、大根葉、たけのこ、ニラ、ほうれん草、春菊
<魚介類>
うなぎ、カレイ、鮭、サバ、サンマ、シシャモ、イクラ、ブリ、ホタテ、マグロ
<フルーツ>
キウイ、ブルーベリー、プルーン
<その他>
玄米、胚芽米、アーモンド、ピーナッツ、コーン油、菜種油、ひまわり油
<ビタミンCを多く含む食品>
<野菜>
パセリ、ブロッコリー、芽キャベツ、ししとう、ピーマン、小松菜、しそ葉、さやえんどう、あさつき、ちんげん菜、わけぎ、葉ネギ、ニラ、春菊、トマトなど
<フルーツ>
アセロラ、イチゴ、キウイ、甘柿、ネーブル、レモン、オレンジ、プリンスメロン、夏みかん、グレープフルーツ、はっさく、みかん
脂肪を摂り過ぎない
加齢臭の対策には食事生活の改善も大切です。特に脂肪を多く摂る肉類を中心とした食事生活には注意が必要です。なぜかというと、体内に脂肪を増やしてしまい、加齢臭の原因となってしまうからです。
ビタミンCやビタミンE、アントシアニンといった抗酸化物を含んでいる緑黄色野菜を積極的に摂取するようにしましょう。これらの成分はサプリメントからでも摂取することができます。
衣服の取り扱い方
加齢臭への対策は、衣服の取り扱いにも注意を払う必要があります。
なぜかというと、加齢臭の原因となるノネナールは体の上半身である胸元、脇、背中、首回りに多く発生します。つまり、衣服にノネナールが付着する確率が極めて高いのです。
更にノネナールは衣服に付着すると中々落ちにくく、放っておくと加齢臭の臭いが激増したまま街の中を歩く事になります。
衣類についた加齢臭が気になる場合は、漂白剤と洗剤で洗うか、重曹で溶かした水に30分間漬け込んでから洗濯すると、効率よく落とすことができます。日常的に加齢臭対策していても、衣服が加齢臭の臭いをしていては意味が無いので、気を付けましょう。
加齢臭対策をする上で必要な成分を解説
加齢臭対策をする上では市販の商品での対策がメインとなります。
しかし薬局やドラッグストアでも多くの加齢臭対策商品が販売されている中で、どんな成分が配合されている商品が加齢臭に対して効果を発揮してくれるのでしょうか?
ここでは加齢臭に効果のある代表的な成分を解説していきたいと思います。
フェノールスルホン酸亜鉛(制汗成分)
制汗成分の代表的な成分としてはフェノールスルホン酸亜鉛が挙げられます。
フェノールスルホン酸亜鉛には毛穴を縮める「収れん作用」があります。
この収れん作用により発汗を抑えることができるので、足の蒸れを防ぎ雑菌の繁殖を抑えることに繋がります。
イソプロメチルフェノール (殺菌成分)
殺菌成分として制汗剤やシャンプーなど多くの商品に使用されています。
高い殺菌力と肌への刺激が少ないことで定評があり、足の雑菌を殺菌することによってノネナールの発生を抑えることに繋がります。
グリコシルトレハロース(保湿成分)
保湿効果の高い成分で、自然界の植物や微生物から抽出した成分で安全性も抜群です。
シイタケなどに多く含まれている成分で、干したカラカラのシイタケを水に浸すと元に戻るのはトレハロースの作用によるものです。
人間にとっても肌の水分保持能力を高める作用があるので、足など乾燥しやすい部位には必要な成分です。
柿タンニン(消臭成分)
消臭成分として多くの商品に配合されているのが柿タンニン(柿渋エキス)です。
同じく消臭成分として有名な茶カテキンの約25倍の消臭効果があると言われております。
柿から抽出している成分ということもあり、天然由来で安全性も問題ありません。
即効性を求めるならデオドラントクリーム
加齢臭対策で、まずおすすめしたいのはデオドラントクリームです。
デオシークのデオドラントクリームは医薬部外品にも指定されており高い効果と安全性が認められております。
殺菌成分としてイソプロピルメチルフェノール、制汗作用のあるフェノールスルホン酸亜鉛が配合されており、臭いを効率良く解消することができます。
さらに、抑臭成分として柿タンニンが配合されているので長時間臭いをブロックすることが可能です。
また24時間のパッチテストや、殺菌力検査、放射性物質検査など数々のテストを行っており、非常に高い安全性が確認されています。
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日常的に加齢臭を対策するならボディソープ
加齢臭対策の第一歩でもあり、日常的な加齢臭対策におすすめなのがボディソープです。
加齢臭対策用のボディソープであれば、消臭成分である柿タンニンやヨモギエキス、臭い菌の殺菌成分イソプロピルメチルフェノールなどが配合されており、高い消臭効果を発揮することが可能です。
保湿成分にもグレコシルトレハロースを配合しており乾燥肌などの肌トラブルを防いでくれます。
デオシークのボディソープには消臭成分として銅クロロフィリンナトリウムやヨモギエキスなどを配合しており、加齢臭を撃退するだけでなく、美容液になどにも含まれる美肌成分や保湿成分が配合されているため、すべすべの肌触りを実感することが可能です。
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体内からの改善を目指すならサプリ
デオドラント専用のサプリを使って改善する方法もあります。
メンズデオ8400というデオドラント専用のサプリには柿タンニンや緑茶エキスなど消臭成分としてよく使われている成分や腸内環境にアプローチするシャンピニオンエキスが配合されています。
体内から加齢臭の改善を目指したいという方にはおすすめです。
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まとめ
加齢臭の原因を中心に解説させていただきました。
中高年の多くの方が悩んでいる加齢臭ですが「年をとっているのだから仕方がない」ということで諦めてしまい、対策を打っていないという方も多いです。
加齢臭は対策をしっかりと行えば軽減することが可能です。
自分にあった対策を打って加齢臭を軽減していきましょう。
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