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【▽この記事の監修者▽】

パーソナルトレーナー/筋トレインストラクター
日本インストラクター協会が発行する「筋トレインストラクター」の資格を保有.本格的な筋力トレーニングの知識に...
ホームジムのメリットは、「ジムに通わなくて良い」「マシンなどの待ち時間がなくなる」という時間的なメリットが主にあげられます。
デメリットについては、トレーニング用のスペース確保が必要であり、また重いマシンを設置する際など、部屋(床面)の耐久性がある程度必要なこと、近隣に対する騒音への配慮などです。
器具については、一つのマシンで複数のトレーニングが可能な「マルチマシン」に分類される器具がスペースの面で理想的です。
高重量でのトレーニングをおこなう方には「パワーラック」など、高重量のバーベルセットを扱える環境を整えるべきだと考えます。
*監修者はこの記事の広告には携わっておらず、掲載商品や特定商品への保証や購入等を推薦するものではありません。
ホームジムおすすめ器具まとめ
自宅にジム設備を整えてしまう、いわゆるホームジムは多くのトレーニーにとっての憧れです。
しかし、ホームジム設置に際してはデメリットや考えないといけないこともあります。
今回はホームジム作成のメリットやおすすめの器具を初級者向けと上級者向けそれぞれご紹介ます。
ホームジムとは?
通常、筋トレというとジムに行くか自宅トレーニングになると思います。
しかし、自宅で行うトレーニングは使える器具に限りがあり、本格的なトレーニングはなかなか難しいのが現状です。
そこで、今密かに増えているのが「ホームジム」です。
ホームジムとは、その名のとおり自宅にジム設備を作ってしまうことで、本物のジムほどではないものの、ある程度の種目はこなせるだけの設備を自宅内、もしくはガレージに用意することを指します。
ホームジムのメリット3選
ホームジムを設置することのメリットは、以下のようなものがあります。
周囲を気にする必要がない
自分専用のジムということで、好きな時に好きな種目をできるというのがメリットです。
ジムに行っても使いたい器具を他の人が使っていたりするとやむを得ず他の種目を行わないといけないですし、
混んでいると時間をかけてマシンを使うと注意されたりします。
ホームジムであればこうした心配もなく好きなだけトレーニングができます。
使いたい器具を用意できる
ジムに通っても設備が充実していなかったり、使いたい器具がないことがあります。
ホームジムであれば自分が使いたい器具を用意することができます。
自分の使いたい器具で自由にカスタマイズできるのは、大きなメリットといえます。
ジムに行く手間が省ける
そしてホームジムのメリットとして、やはりこの点は外せないでしょう。
ジムに入会しても、実際に行くのが面倒だったり、天気が悪い日には行く気がなくなってしまいます。
ホームジムであればジムに時間をかけていく必要がなく、すぐにトレーニングを行うことができますし、手続きなどの手間も省けます。
また長期的にホームジムを使用するのであれば、ジムに支払う会費と初期費用を比べた時、ホームジムのほうが経済的ということもあります。
ホームジムのデメリット3選
ホームジムを作るにあたっては、デメリットもあります。
スペースを確保する必要がある
当然ですがホームジムは自宅に作るものですので、それなりのスペースがないと本格的なトレーニングはできません。
狭い部屋に無理やり作っても器具で部屋があふれかえってしまい、窮屈に感じてしまいます。
初期費用がかかる
これはある程度は仕方ないことだとは思いますが、ホームジムを作るには器具を自前でそろえる必要があるので、それに対する費用も当然かかります。
特に本格的なトレーニングを行いたいのであれば、かかる費用は相当なものになりますので、あらかじめ予算を考えて、それに沿って器具を用意しないと行けません。
器具の価格はメーカーによってピンキリですが、初期費用をケチって安いものばかり揃えると、すぐに壊れてまた買い換えないといけないという問題も生じます。
ですので、ある程度の予算を確保しておく必要があるといえるでしょう。
設置・メンテナンスはすべて自分で行わないといけない
会員制のジムとは異なり、自宅にジムを作る際には自分で全部用意しないといけません。
器具は重いものばかりですし、組み立てに相当時間がかかります。
また、器具やマシンが壊れた場合の修理も自分でしないといけませんし、使えなくなった器具を処分しないといけません。
ホームジムに用意したいおすすめ器具
以下では、本格的なトレーニングを行ううえで揃えておきたい器具について紹介していきます。
メーカーにこだわりがなければ以外と安く購入できるものもありますので、各メーカーを比較しながら購入を検討しましょう。
ダンベル
トレーニングを行う上での基本器具はやはりダンベルでしょう。
通常のジムのように、キロ数ごとにいくつものダンベルを置くのは難しいと思いますので、重量を調節できるアジャスタブルダンベル、もしくはパワーブロックがあるといいでしょう。
これらを用意しておけば、余計なスペースをとることがありません。
バーベル
せっかくジムを作るのですから、ある程度のウエイトは使いたいところです。
そのうえでは、バーベルとプレートは用意しておきたいところです。
鉄製だと床や物を傷つける心配あるので、ラバー製を選ぶことをおすすめします。
ベンチ
ダンベルプレスその他の種目を行う上で、ベンチは必ず必要になります。
できればフラットベンチではなく、背もたれの傾斜を調節できるベンチがあるとインクライン系の種目ができますので、おすすめです。
パワーラック
ベンチプレス、スクワット、デッドリフトという筋トレ種目のBIG3を行う上では、このパワーラックも用意したいところです。
パワーラックがあればその他の種目も可能になり、例えばショルダープレスやインクラインベンチプレスなども行うことができます。
マルチホームジム
マルチホームジムがひとつあると、かなり多くの種目をこなすことができます。
フライ系の胸トレーニングや、ラットプルダウンといった背中トレーニングを行うことができる他、ストレートバーがついているものであれば、上腕二頭筋のトレーニング(アームカール)や肩のトレーニング(アップライトロウ)も行うことが可能です。
ホームジムを作るスペースがあまりない場合には、優先的に設置したいところです。
防音マット
自宅で自由に行うといっても、家族や近所に対する防音対策は必ずしないといけません。
トレーニングが原因で近所とトラブルを起こしてしまうと、以降のトレーニングに影響が出てしまいますので、特に注意が必要です。
防音マットは、床の保護にもつながるので、フローリングで行う際には必須のアイテムと言えます。
ホームジムを作る時の悩みは?
ホームジムをいざ作ろうとなると、意外と悩むこともあります。
何を優先的に揃えるか?
一度に必要な器具をまとめて購入する人は少ないと思います。
ホームジムといってもスペースは限られていると思いますので、何を優先的に設置するのかは悩ましいところです。
マルチホームジムを設置したけどやっぱりパワーラックを置けば良かった、ダンベルの数が多すぎた…などと色々考えてしまうことはあると思います。
限られたスペースと予算ですので、設置する器具は慎重に選択しましょう。
中古か、新品か
パワーラックやバーベルなどは、しばしば中古でも購入することが可能です。
中古のほうが新品よりは安く購入できますが、それでも少し老朽化していたり、故障のリスクというものはあります。
値段をとるか、品質をとるかの判断には悩むところです。
ずっと使うのであれば新品のほうが良いですが、そこまで高頻度で行わない場合にはまずは中古でも良いでしょう。
長い目で見ると、修理費用など余計な出費が出ないようにするにはできるだけ新しい器具を揃えるほうが無難です。
本当にホームジムは必要か
そもそもの話、ホームジムを本当に設置する必要があるのかという点も考えるポイントとなります。
ホームジムを作りたい理由、通常のジムでなくホームジムでなければいけない理由を明確にしてから作るようにしないと、中途半端な出来栄えになってしまいます。
実際にホームジムを持っている人に情報を聞くなどして確認するといいでしょう。
まとめ
以上、ホームジムに関するあれこれについてお話してきました。
多くのトレーニーにとって、ホームジムの設置は夢のひとつだと思います。
しかし、理想だけでなく現実の部分もしっかり認識したうえで、妥協のないジムを作れるようにしましょう。
「やっぱり作らなければよかった」とならないよう、入念な計画を立てたうえで設置しましょう!
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