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目次
歯が汚い人の印象は?
歯が汚い人を見たとき、話している相手の歯が汚いことに気づいたとき、あなたはどのような印象を抱きますか?
また自分の歯が汚いと思っている場合、人に歯を見せることが気になった経験はないでしょうか。
このような「歯が汚い人への印象について」を紹介しますので、まずは次のデータをご確認ください。
こちらのデータは、アンケートサイト「Qzoo」が調査したものになります。
出典:アンケートサイトQzoo
まず最初に[グラフ11-3]、こちらはモテ度についてのデータとなっています。
歯が白い方の異性にモテる度合いは67.8%、それに対して歯が黄ばんでいる方のモテ度は49.2%と、いきなり全体の半分以下になってしまっています。
それだけではなく細かな分類を見てみると、歯が白い方が異性にモテるほうと思っている、Aに近いと思っている方は19.8%と全体のほぼ1/5です。
一方歯が黄ばんでいる方は8.4%と、かなりの減少が見られることが分かります。
次は[11-2]、友だちの数についてのデータです。
こちらは友だちが多いと思っている方は歯が白い方が57.9%、一方歯が黄ばんでいる方は38.0%となっています。
Aに近い、つまり比較的多いという方と合わせてみても、歯が黄ばんでいる方は明らかに友だちの数が少ないことが多いということが、このデータから読み取れます。
最後に[11-6]の、仕事に対する印象についても見てみましょう。
仕事が出来る
と思っている歯が白い方は82.6%であることに対し、歯が黄ばんでいる方は66.7%となっています。
こちらも「Aに近い」というデータを見比べても、ほぼ10%の違いが出ていることが分かります。
以上のデータからも、歯が黄ばんでいる方、つまり歯が汚い方は明らかに人間関係、そして仕事面でも悪い影響が出ていることが分かります。
歯が汚いだけで、他に何も問題がなくともこれだけの違いが出る可能性があるのです。
歯が汚い印象を印象を与える7つの原因を紹介!
このように歯が汚い人へ対する印象は非常に悪く、すぐにでも対策を取らなければいけないものです。
しかし、そもそも歯が汚い印象を与えてしまう原因とは何でしょうか。
これから歯が汚い印象を与えてしまう原因、そして対策法を合わせて紹介しますので、自分自身に当てはまらないかをチェックし、歯が汚い原因に当てはまる場合は対策法もしっかりご確認ください。
原因①:飲食物

着色性食品とは?
日頃から飲食している飲食物が原因で歯が汚いと思われている可能性があります。
飲食物には着色性食品と呼ばれるものがあり、これを摂取し歯に色素が付着することで歯が汚い、黄ばんでいるといった印象を与えてしまうのです。
飲食物が原因による歯の汚れとして「ステイン」と言われるものがありますが、これは「着色汚れ」と言い換えると分かりやすくなります。
お茶やコーヒーなどに含まれているタンニンなどの色素、またタバコのニコチン、タールと言ったヤニが歯の表面に付着して作られるものがステインです。
ステインはこれらの原因によって歯の汚れや黄ばみとして付着し、毎日の生活の中で少しずつ蓄積し、より落としにくくなります。
歯のエナメル質の表面はペリクルという薄い膜で覆われていますが、ステインはこの膜に付着します。
ステインは時間が経てば経つほど歯にしっかり固着し落ちにくくなる特徴があるので、これを防ぐために飲食後に歯磨きをすることが予防にもなります。
また着色性食品と「着色補助食品」と呼ばれるものを同時に摂取すると、より歯にステインが付きやすく、歯が汚い原因となります。
着色補助食品とは言葉の通り着色しやすくする食品のことであり、分類としては「口の中を酸性にするもの」となります。
口の中が酸性になった状態で着色性食品を摂取することで、よりステインが付きやすく、汚くなってしまうのです。
食事を取ると、虫歯の原因となるミュータンス菌(虫歯菌)が食べ物などの糖質を分解して、酸を作り出します。
そして歯の表面にあるものはエナメル質といい、エナメル質は酸性がpH5.5以下になると溶けてしまう(脱灰・だっかいする)成分でもあります。
歯の表面が溶けてしまっている状態ですので、この状態のときは虫歯になりやすく、またステインの付着の可能性も高くなります。
エナメル質は唾液によって30分から1時間かけて元の状態に戻ります(再石灰化)が、戻るまでの間歯は酸にさらされ、ステインや虫歯の危険があるのです。
ですので食事や間食の回数が多ければ多いほど、虫歯や歯の汚れの可能性も高くなります。
「着色補助食品は酸性のもの」と説明しました通り、この歯の表面のミネラルが溶ける「脱灰」という現象を起こす原因となります。
その状態で着色性の食品を摂取すると当然ステインとして汚れになりやすくなり、歯が汚い人という印象を与えてしまいます。
ですから着色性食品と着色補助食品は、「同時に摂取しないほうが良い」となるのです。
着色補助食品については以下のようになっていますので必ず一度確認し、一緒に摂取しないようにする、そして接種後の歯磨きなどを心がけておきましょう。
対策法は?
ステインは毎日の生活で付着しないようにするのはもちろんですが、どうしても少しずつついてしまうものでもあります。
歯が汚い印象を与えてしまうほど汚れてしまう前に、きちんと対策を取ることが必要です。
対策としては
・定期的に歯医者に通い、歯のクリーニングをして貰う方法
・ホワイトニングジェルを使ってステインを落とす
これらの方法が一般的です。2つの方法のうち、特にホワイトニングジェルは自宅でホワイトニングが出来る方法ですのでおすすめです。
「ちゅらトゥースホワイトニングの悪い口コミ評判は?効果を実際に体験!」こちらの記事ではちゅらトゥースホワイトニングの悪い口コミや評判の原因やその効果について紹介しているのでチェックしてみましょう。
原因②:タバコ

喫煙がもたらす悪影響とは?
出典:weheartit
歯にタバコのヤニがついて歯が汚い印象を与えてしまうことはとても多く、タバコの汚れだと分かりやすいという特徴もあります。
歯は、表面にある薄いタンパク質の膜「ペリクル」が歯を保護する役割を持っており、食後の酸や熱い・冷たいといった飲み物の刺激から守られています。
しかしこの保護しているペリクルとタバコのタールが、歯にヤニを付着し汚い歯となる原因を作っています。
どのようにして歯にヤニがついてしまうのかというメカニズムについてしっかり把握し、どうすればヤニが取れるのかを把握していきましょう。
①ペリクルとタバコのタールは粘着性
歯を覆うペリクル、そしてタバコに含まれているタールはどちらも粘着性という性質があり、強く繋がってしまいやすい状態です。
②短時間であれば問題なし
結びつきやすいという特徴はありますが、付着した直後などに歯磨きをしっかり行うことで問題なくタールを離すことが出来ます。
③半日もしくは1日以上経ってしまった場合
時間が経てば経つほどタールとペリクルはしっかり結びつき、歯に強くこびりついてしまいます。
こうなると歯磨きでは簡単に取ることができず、ホワイトニングジェルなどが必要になります。
④どんどん重なっていくことでより強固に汚く
磨き残し、また歯磨きのタイミングが遅く歯にしっかりこびりついてしまうことを繰り返すことで、歯はどんどん汚く、また汚れをおとしにくくなってしまいます。
⑤きちんと歯磨きをする必要がある
歯磨きでしっかり取っていけば良いのですが、磨き残しやしっかり歯磨きが出来ていないとその部分はどうしてもタールが残ってしまいます。
メカニズムのところで述べた通り、タバコのタールと歯を覆う膜であるペリクルは、どちらも粘着性という性質を持っています。
粘着性の物質がくっついてしまうことで剥がしにくく、また強固に歯にこびりついてしまうのです。
またしっかりこびりついてしまったペリクルとタールは磨き残し部分が残り磨いた部分だけが凹んでいるなど、新たな粘着物がつきやすい状態にあります。
このようにどんどん歯の上にタールとペリクルが絡み合い重なることで、更に取りにくくなってしまうのです。
対策法は?
しっかりこびりついていない間は歯磨きで取り除くことも不可能ではありませんが、やはり歯が汚い印象は与えてしまいます。
またこびりついてしまったヤニは通常の歯磨きではなかなか落とすことが出来ません。
こういった場合はやはり、
・定期的に歯医者に通い、歯のクリーニングをして貰う方法
・ホワイトニングジェルを使ってステインを落とす
これらの方法が一般的です。2つの方法のうち、ホワイトニングジェルは自宅でホワイトニングが出来る方法ですのでおすすめです。
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原因③:歯石

歯石とは?
出典:福西歯科クリニック
歯垢が固まってしまうと歯石となりますが、これは唾液中のミネラルと結合して硬くなることが原因で作られます。
歯石が多く付着している方は、やはり「歯が汚い人」という印象を強く与えてしまいます。
①歯に歯垢がこびりつく
歯垢とは細菌の集まりでネバネバやぬめりがあり、虫歯や歯が汚い原因となります。
②唾液によって硬くなる
歯垢の間は歯ブラシで簡単に落とせますが、唾液に含まれるミネラルと結合し歯石となります。
歯石になってしまうと、歯磨きでは簡単には取れなくなります。
③歯垢が歯石となるのはわずか2日ほど
ちょっとした歯磨きの手抜き、歯磨き忘れが歯石のきっかけになってしまいます。
④歯石は更に歯石をつける
歯石となった状態で放っておくとさらに硬さが増し、また表面が凸凹のため更にその上に歯石が付きやすいという特徴があります。
⑤歯周病の原因にも
歯石を放置しておくと歯肉を刺激し、歯周病の原因となる、もしくは歯周病を悪化させていくことになります。
対策法は?
歯石は歯磨きでは取れませんが、スケーラーという器具を購入し使うことで、自分で歯石を除去することも可能です。
スケーラーは2000~3000円ほどで購入可能です。
とはいえ歯石は見えにくい部分が多く、慎重に、歯茎などを傷つけないように取り除く必要があります。
また、歯医者へ行って保険適用で治療をしてもらうことが出来ます。
歯石は虫歯や歯周病、口臭の原因にもなりますので、歯医者でしっかり取り除いてもらうことがおすすめです。
歯医者でかかる費用は3000~4000円ほどになり、定期的に受けることによる虫歯チェックなどのメリットもあります。
原因④:詰め物や被せ物

銀歯はどれくらいで取り替えるべき?
出典:松尾歯科
虫歯の治療などで詰め物や被せ物をつけることもありますが、保険適用で使えるプラスチックの詰め物などは経年変化によって黄ばんだり変色してしまいます。
またこういった詰め物などはホワイトニングジェルなどで白くすることも出来ません。
詰め物や被せ物の汚れが目立って歯が汚い人という印象を与えてしまうこともありますので、やはり対策が必要です。
対策法は?
詰め物や被せ物はおよそ2年~経過年数で少しずつ劣化しますので、定期的に詰め物などを除去してやり直すことで改善は可能です。
またそのようにやり直す際にオールセラミックなどの素材を使えば劣化もせず長く使うことが出来ますが、保険適用外になります。
歯の本数次第で費用は変わりますがかなりの高額負担となりますので、もしそういった素材をお考えの場合は歯科医としっかり相談するようにしてください。
原因⑤:歯垢

歯垢がつきやすい箇所とは?
出典:クリニカ
歯垢とは歯の表面に付着した細菌のことを指し、歯と歯の間や抜けた歯の周り、歯と歯茎の境目や奥歯のかみ合わせなど、歯磨きが届きにくいところに多くつきます。
細菌ですので放置してしまうと虫歯の原因となり、また歯垢も黄ばみとして見えます。
①ペリクルに細菌が付着する
基本的に口の中の菌は唾液で流されますが、菌が多く歯に付着してしまうとその場で増殖をはじめてしまいます。
②糖分を栄養として数を増やす
食べ物の糖分を栄養として数を増やし、2日程度かけて歯垢を形成していきます。
③ミュータンス菌によって強化
ミュータンス菌(虫歯菌)が糖を使ってグルカンというネバネバ物質を作り、更に歯に強く付着させてしまいます。
歯垢は通常きちんと歯磨きをすれば取り除くことが出来ますが、最初に説明しました通り、歯磨きの届きにくい場所に残ってしまうことがあります。
対策法は?
歯垢の黄ばみが歯が汚いという印象を与えることもありますので、きちんと落とす必要があります。
歯垢は食後の歯磨きを正しく行うことで付着を防げますので、毎日の歯磨きできちんと落とすことが大切です。
磨きにくい場所などにも気を配り、きちんと正しい方法で歯を磨きましょう。
次の動画で歯磨きの仕方、正しい方法を説明していますので、ぜひ一度ご確認ください。
原因⑥:虫歯

虫歯になるメカニズムとは?
出典:アップル歯科クリニック
虫歯はミュータンス菌(虫歯菌)と呼ばれる菌が原因で、虫歯の進行によって歯に穴が空いてしまい、歯が汚い印象を与えてしまいます。
虫歯は再石灰化が不可能なレベル(象牙質にまで虫歯が進行した場合)は元に戻すことが出来ません。
対策法は?
虫歯になってしまった場合は自力で解決することは難しく、進行が進んだ虫歯は歯医者で治療を受けて、それ以上進行させないようにするしか方法がありません。
虫歯があると他の歯がきれいでも歯が汚いという印象を与えてしまいますので、きちんと治療を受けて治しましょう。
歯医者でかかる費用は虫歯の進行度、また本数などによっても変わりますが、基本的には3000~5000円程度で治療が可能です。
かかる期間についても進行度や本数で大きく変わりますので、詳細は歯科医としっかり相談するようにしましょう。
原因⑦:歯並び

歯並びが悪いことによる影響は?
出典:かまくら歯科
歯の色がどれだけきれいでも歯がきれいに見えない場合がありますが、この原因は歯並びです。
歯並びが悪いと歯が汚い印象を与えてしまうこともあり、食べかすなどがどうして隙間に詰まりやすく、またかみ合わせが安定しないという問題もあります。
歯並びが悪いまま放っておくと虫歯などにも繋がりますので、「歯が汚い」という印象の原因を増やすことにもなりかねません。
歯並びを治す治療としては「歯科矯正」が広く知られていて、歯に器具などを装着して歯並びを矯正します。
子どもだけではなく大人も歯科矯正は可能ですので、一度専門の歯科医と相談してみましょう。
とはいえそれなりの期間や費用もかかりますので、事前にしっかり最後までやれるか考えてからの行動をおすすめします。
歯が汚い印象を与える7つの原因とその対策法まとめ
歯が汚い印象を与える7つの原因、そしてその対策法を説明してきましたが、まず何よりも大切なことに「正しい歯磨き」があります。
正しい歯磨きを行い口の中を清潔に保つことが、歯が汚い印象を与えないために非常に重要です。
正しい歯磨きは歯が汚い印象を減らす・なくすだけではなく、虫歯や歯垢など多くの原因をまとめて解決出来る方法です。
先程ご紹介した動画を参考に、今一度歯磨きの方法を見直してみてください。
また最初に述べた着色性食品やタバコのヤニなどは、ホワイトニングジェルを使って落としていくことが可能です。
歯が汚いことは気になるけれど歯医者に行くのは厳しい方、例えば
・歯医者へ通う時間がない方
・定期的に通うのは面倒だという方
このような方は、自宅でホワイトニングが可能なホワイトニングジェルがおすすめです。
ホワイトニングジェルを継続して使うことで、歯が汚い印象をなくしていくことが可能です。
ホワイトニングジェルは歯を白くするだけではなく、虫歯予防や歯周病予防の効果もありますので、歯の健康を継続して保ちたい方、歯を白くしながら予防を行いたい方にぜひおすすめします。
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