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ヤニが歯についていると嫌われる?!
歯についたヤニ、あなたは放っておいていませんか?
特に女性は、男性の歯についたヤニに対して強い嫌悪感を抱きます。
QAサイトを見ると彼氏の「歯にヤニがついていて不快」という声が多数挙がっているのです。
彼氏の歯が、ヤニで黒くて前歯の差し歯だけ白く、付け根も黒くなってて見た目が不潔っぽいです。
私は彼氏なのにキスをすることが苦痛で見た目も汚いし、でも今まで我慢してきました。
彼氏や気になっている男性の歯にヤニがついていて悩んでいるという女性は少なくありません。女性から好感を持たれたいのであれば、歯のヤニ取りは必要不可欠といえるでしょう。
ヤニとは?
喫煙によって歯にヤニが付着するのは、タバコに含まれるタール(ヤニ)が原因です。
ヤニとはたばこの煙のうち、一酸化炭素などをのぞいた粒子状の成分のことです。ヤニはニコチンなどの有害物質や発ガン性成分を含んでいます。
ではヤニはどのような影響を与えるのでしょうか?ヤニが与える影響を以下にまとめました。
歯が黄ばむ
ヤニにより歯が黄ばみ、茶色く汚い色になります。
歯茎が黒ずむ
ヤニによって血行が悪くなるため、歯茎のメラニン色素の排出が妨げられて歯茎が黒くなります。
血管が詰まりやすくなる
粘りがあるヤニが血液中に侵入すると血管が詰まりやすく、脳卒中や脳血栓などの原因となります。
肌にシワやくすみが増えて老化する
血流が悪くなるので老化を進行させます。
肩こりの原因となります
ヤニの粘りが血行を悪くするので肩こりを増やすことになります。
家族やそばにいる人への健康被害の原因となる
副流煙に含まれるヤニよって家族への健康被害の原因となります。
タバコのヤニによって歯が黄ばんでしまうだけではなく、自分や家族の健康にまで被害を与える可能性があります。ヤニ取りをすることは非常に大切であることがわかったいただけたのではないでしょうか。
歯にヤニ汚れが付着するメカニズム
ではどうしてヤニは歯に付着してしまうのでしょうか?ここではヤニが歯に付着するメカニズムについて説明します。
<ヤニが歯につくメカニズム>
- 歯のエナメル質を保護しているペクリルにヤニが付着
- ペクリルとヤニはどちらも粘着性があるため、強固に結びつく
- ブラッシングしても落ちず、磨き残しが出てしまう
- ペクリルがヤニの上から再びコーティングする
- 新しいヤニがペクリルの上に付着し、結合する
以上が歯にヤニが付着するメカニズムです。
歯に付着するヤニが厄介な理由とは?
ステインと呼ばれる歯の黄ばみや汚れの中でも、タバコのヤニは最も厄介で落としにくいといわれています。
その理由は、ヤニとペクリルの関係にあります。先ほども少し紹介しましたが、歯にはペクリルというエナメル質を覆う膜があります。
ペクリルは歯のエナメル質を酸などから保護する性質を持っていますが、ペクリルには粘着性があります。タバコに含まれているヤニにも粘着性があるため、一度付着してしまうと他の着色成分よりも落としにくくなってしまうのです。
自宅でヤニ取りする際の3つのポイント
では、次に自宅で歯のヤニ取りをする際に重要となる3つのポイントを紹介します。前述した通り、ヤニによるステインの付着は他のステインよりも頑固で取りにくくなっているので、きちんとした対策を練る必要があります。
①:研磨剤は配合されていないか
自宅でヤニ取りできるグッズの中には研磨剤が配合されているものが多くあります。
研磨剤とは文字通り、歯を研磨することで歯の表面に付着したヤニを除去できるというものです。過度に歯のエナメル質を研磨してしまうと歯の表面が凸凹になったり、歯のエナメル質が薄くなったりしてしまい、逆に歯が黄ばんでしまう原因にもなります。
自宅でヤニ取りをする場合は研磨剤が含まれていないものや研磨剤の配合量が少ないものを選ぶようにしましょう。
②:継続して使用できる価格帯のものであるか
歯のヤニは一回除去できたからといって、以降対策しなくても良いわけではありません。喫煙をすれば、必ず歯にヤニが付着してしまうので継続して対策をしていく必要があります。
そのため、継続して使用できる価格帯のものであるかについてもしっかりと検討しておきましょう。
③:日常生活に簡単に取り入れることができるか
ヤニによるステインは頑固なため、除去するのに時間がかかります。特に自宅でヤニ取りをする場合は、歯科医院でヤニ取りをする場合よりもどうしても時間がかかってしまいます。
そのため、継続して使用できるかを確認しましょう。日頃の日常生活でも簡単に取り入れることができるようなヤニ取りグッズを選ぶことが重要です。
おすすめの自宅でできるヤニ取りグッズは?
それでは先ほどの3つのポイントを元に、自宅でできるヤニ取りグッズをいくつか紹介します。自宅でヤニ取りしたい方は参考にしてみてください。
ホワイトニングジェル
自宅でできるヤニとりグッズとしては最もポピュラーなのが、ホワイトニング製品です。
ホワイトニング製品の中で最もおすすめなのがちゅらトゥースホワイトニングという製品です。
重曹
重曹には歯の表面に付着しているヤニを研磨することによって落とすことができます。重曹にはヤニ取り効果があるだけではなく、口臭・虫歯・歯周病予防効果も期待することができます。
重曹の最大のデメリットは安全性にあります。クレンザーなどに重曹が使用されていることからもわかりますが、重曹には非常に強い研磨作用があります。
そのため、強く磨きすぎてしまうと歯のエナメル質が薄くなってしまうといった危険性があります。また、重曹には加水分解作用があるため、口内の粘膜に強い刺激がある場合もあります。
適切に使用することで安全性は高めることができますが、あまりおすすめの方法ではありません。
歯の消しゴム
歯の消しゴムとは、先端にシリコンがついたペン状の歯専用消しゴムです。消しゴムのシリコンが歯を研磨することによって、歯の表面に付着しているヤニを除去することができます。
歯を研磨することからわかるように、磨きすぎてしまうと歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
また、中には細い消しゴムがセットになっている場合もありますが、通常の消しゴムはシリコンの幅が広いため細かい歯の隙間などのヤニを除去することはむずかしいでしょう。
ホワイトニングペン
ホワイトニングペンとは先端からホワイトニング剤が塗布されるペンを使用することによって歯の表面に付着したヤニを除去するというものです。
ホワイトニングペンを歯の表面に付着し、15分ほど放置したのちにブラッシングすることでヤニ取りをすることができます。
こちらは15分ほど待たなければならない点がデメリットとして挙げられます。また、含有量は少ないものの、ホワイトニングペンには亜鉛水素ナトリウムが含まれているため、使用には注意が必要です。
ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニング歯磨き粉とは主にホワイトニングを目的とした歯磨き粉のことです。通常の歯磨き粉の中には研磨剤が配合されているものが多いですが、ホワイトニング歯磨き粉の中には研磨剤を配合していない安全性が高いものもあります。
また歯磨き粉なので、基本的にはいつも使用している歯磨き粉の代わりに使用すればいいだけです。そのため気軽に試すことができるでしょう。
以上が自宅でできるヤニ取りグッズの紹介です。安全性や気軽さなどの点を考慮するともっともおすすめなのはホワイトニング歯磨き粉です。
本当にヤニは自分で落とせるの?
上記の自宅でできる商品で本当にヤニは落とせるのでしょうか?
今回は実験として茶渋がこびりついた陶器のコップで検証していきます。
洗剤とスポンジでは落ちることがなかった茶渋を、ホワイトニングジェル「はははのは」を使って落としていきます。
<Before>
陶器のコップに茶渋がこびりついています。
こちらのはははのはを歯ブラシにつけて、磨いていきます。
<After>
以下の画像は5回ほどこすった後の画像になります。
若干ですが、茶渋が落ちているのがわかります。
以下は15回ほどこすった後の画像になります。
かなり落ちているのがわかります。
使用した歯ブラシにも茶渋がついています。
気持ち良いほど茶渋がおちます。
15秒ほどの動画で汚れの落ち具合を見ていきましょう。
完全にヤニが落ちることが証明されたわけではありませんが、たしかにホワイトニングジェルを使用することで着色した汚れを落とせることはわかりました。
ヤニ汚れを防ぐ方法ってあるの?
今までヤニ取りの方法について紹介していきましたが、ここではヤニが歯に付着することを予防する方法について紹介していきます。
ヤニが歯に付着することを予防するには正しい歯磨きをすることが最も重要です。食事後や喫煙後に正しい歯磨きをすることでヤニが歯に付着することを予防することができます。
上記の動画では、正しい歯磨きの方法について紹介していますので、是非歯磨きする際の参考にしてみてください。
歯科医院でのヤニ取りとは?
次に歯科医院で行うヤニ取りの方法について紹介します。歯科医院で行うことができる施術としては「クリーニング」と「ホワイトニング」の2種類があります。さらにホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類があります。
ここでは歯科医院でできるヤニ取りの方法についてご紹介します。
クリーニング(PMTC)
PMTCはそれぞれの歯の状態に合う研磨道具を使用しながら歯の表面や隙間にあるステインを落とします。研磨後は虫歯予防のためにフッ素を使用します。場合によってはトリートメントを行う医院もあります。
<受診期間>
クリーニングは施術したその日に歯のステインを落とすことができます。効果の持続期間としては個人差がありますが、一般的には3ヶ月に一度、歯に汚れが付着しやすい方は1~2ヶ月ほどで再び施術してもらうのが理想です。
<費用>
クリーニングは歯周病予防を目的とする場合は保険が適用され、基本的に3000円程度で施術することができます。
ステインを除去するという目的であれば歯科医院によって異なりますが、1回5000円~20000円となります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、高濃度の漂白剤(過酸化水素)を歯に塗布した上で、効果を高めるために光を照射するもので、即効性があります。
すぐにでもヤニ取りをしたいと言う方にはオフィスホワイトニングはおすすめですが、非常に治療費が高くなってしまいます。
<受診期間>
初回の施術でもある程度の効果はあるのですが、求める白さを実現するためにはしばらく通院することが必要になります。1~2週間程度で通院するとヤニ取りの効果が高まります。
基本的に日本人の理想とする歯の白さにするには3~5回施術が必要であると言われています。また、メンテナンスのために1~3ヶ月の間隔で通院することで白さを継続することができます。
<費用>
オフィスホワイトニングにかかる費用を以下にまとめました。
・一般歯科医院で1回当たり30,000円~50,000円
・ホワイトニング専門歯科医院の場合5,000円~30,000円程度
専門歯科の方が相対的に低価格でホワイトニングすることができます。
これとは別にヤニ汚れや歯石がひどい場合にはクリーニングにも別途10,000円程度かかってしまいます。費用に関しては非常に高額となるので、注意が必要です。
<デメリット>
- 強力な漂白剤を使用するので、痛みが出てしまう可能性がある
- 費用が高額
- 歯科医院によっては診察料などを別途追加料金で求められることもある
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは歯科医院で自分専用のマウスピースを作成してもらい、自宅において専用の薬品をマウスピースに塗布して毎日数時間ほど装着することでヤニ取りをする方法です。
<受診期間>
ホームホワイトニングで使用できる薬剤はオフィスホワイトニングに比べると即効性は劣ります。そのため最低でも2週間は自宅で毎日施術を行うことが必要です。自分の納得がいく歯の白さに到達するのは約1カ月~2カ月の期間が必要になります。
<費用>
ホームホワイトニングの料金相場は以下になります。
・一般歯科医院で20,000円~40,000円程度
・ホワイトニング専門歯科で15,000円~35,000円程度
ただし初回に自分専用のマウスピースを作成してもらった以降は薬剤のみを追加で購入するだけで済みます。
・追加する薬剤の購入費用の相場は1~2週間分で5,000円~10,000円程度となります。
<デメリット>
- 高濃度の薬剤で施術するオフィスホワイトニングと比べると効果の実感に時間がかかる
- 毎日ホワイトニング後12~24時間の食事や喫煙に制限がかかってしまう
- マウスピースとホワイトニングジェルを自身で管理する必要がある
簡単ヤニ取り!歯についたヤニの落とし方まとめ
今まで歯のヤニ取りの方法について紹介してきました。
歯のヤニ取りに関して、最も即効性があるのはオフィスホワイトニングです。しかしオフィスホワイトニングは費用が高額である上、一度白くなった歯も月日が経つことでまたヤニが付着してしまうため、定期的なメンテナンスも必要になります。
即効性はありませんが、自宅で歯のヤニ取りを行いたいという方にはヤニ取り歯磨き粉がおすすめです。ホワイトニングジェルを使用すれば、歯についたヤニなどのステインを安全にとることができます。
ホワイトニングジェルの中でも特に「ちゅらトゥースホワイトニング」は効果が高く歯全体の健康を守るホワイトニングジェルとして、特におすすめしたい商品です。
市販されている歯磨き粉で歯のヤニ取りをして、歯を健康に白く保ちましょう。
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