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皮膚科で加齢臭ケアができる?
加齢臭は体内のホルモンや分泌物質など様々な要素が絡みあっているので、自分でケアしようと思ってもなかなか難しいもの。
軽度の加齢臭なら誰しも経験するものですが、あまりにもニオイが強烈な加齢臭の場合は、一度専門医の受診を検討するのも良い方法です。

皮膚科で診てもらった結果、実は加齢臭ではなかった!という人もいます
受診しようと思ったとき、まずどの科の医者に行けば良いか迷うところですが、「皮膚科」が適しています。
皮膚科とは、全身の皮膚の病気を診察・治療するところです。
皮膚科は皮膚の病気を診察、治療するところです。
手足、顔、身体から耳、鼻、口の中まで器具を使わずに肉眼で見える範囲が皮膚科の診察範囲です。
さらに皮膚の付属器として爪や毛があります。ですから爪や毛髪の疾患も皮膚科で扱っています。 皮膚科医は文字どおり皮膚の診察を専門とする医者です。
出典:東京都皮膚科医会
どの皮膚科に行けばいい?

皮膚科に行きたいと思ったとき、一番ネックになるのは近くに加齢臭に対応してくれる皮膚科が見つかるかどうかということかもしれません
さて、皮膚科に希望の光を持ってさあ受診しよう、と思っても、加齢臭の治療を行っている皮膚科はなかなかありません。
通常の皮膚科ですと、皮膚に関する疾患の方の治療がメインになりますので、加齢臭の専門ケアを行っている病院はないのです。
加齢臭のケアを比較的行っているのは「美容皮膚科」になります。
美容皮膚科なら、加齢臭をはじめ体臭のケアに様々な方向性からアプローチしている医院があります。
加齢臭の治療法とは?
皮膚科で行う加齢臭の治療とはどんなものになるのでしょうか。
皮膚科によって違いますが、抗酸化力のある「水素」を取り扱っている医院や、「ペアドライ」というわきが治療に使われる高周波による治療を転用している医院などがあります。

抗酸化サプリは皮膚科でも処方されます
<水素>
加齢臭には抗酸化対策!
当院でもサプリメントで水素カプセルを取扱い
しております。
出典:スキン・ソリューション・クリニック
<ペアドライ>
根本から解決する「加齢臭(ミドル臭)」治療
川崎中央クリニックではRF波と超音波を使った『ペアドライ治療』をおすすめしています。
メスを使わない「切らない臭いの治療」です。腫れや痛みもほとんどありません。
出典:美容外科形成外科川崎中央クリニック
皮膚科の効果的な受診の仕方
徐々に加齢臭に対応している皮膚科も増えてきているものの、まだまだ少数派であることは否めません。
住んでいる地域によっては、通える範囲に加齢臭を診てくれる皮膚科がないというケースも多いでしょう。
ただ、加齢臭に他の異臭が混ざって、結果として加齢臭が強くなっている場合には、皮膚科を受診してみて初めて治療法が分かる場合もあります。

加齢臭かと思ったら実は重大な病気が隠れていることがありますから要注意
例えば糖尿病は甘酸っぱいニオイ、肝臓疾患はドブのニオイ、歯槽膿漏や蓄膿症は腐った肉のニオイ、胃腸疾患は腐った卵のニオイ、と病気によって体臭が強くなるのです。
あまりにもニオイが強い場合や、ニオイの種類が変わってきた場合は、実は病気によるものという可能性もあります。
加齢臭だからと甘く見ずに、おかしいなと思ったら受診してみることが大切です。
自宅でできる加齢臭ケア
特に他に疾患もなく、気になるニオイは純粋な加齢臭だった場合は、自宅でも適切なケアを始めましょう。
加齢臭のケアは大きく分けると、①体内を加齢臭の原因物質が発生しにくい状態に整える ②皮膚を清潔に保つ の2つになります。
体内を整えるためには、前述の皮膚科で抗酸化目的の「水素」が販売されているように、酸化を食い止めることが有効です。
自分でもビタミンCやビタミンEの抗酸化作用のあるサプリを上手に利用しましょう。

抗酸化サプリは加齢臭ケアだけでなく中年以降の体の健康にも役立ちます。
また、加齢臭の原因物質は皮脂に混じって分泌されますので、加齢臭専用のボディソープで体を洗うようにて皮膚を清潔に保ちます。
自宅だけではケアしきれない場合には、加齢臭の相談ができる皮膚科を探して受診するという手がありますので、まずはできることから始めましょう。
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