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最近、抜け毛が増えて不安を感じることはありませんか?
抜け毛の原因は、加齢や遺伝のほかにもさまざまなものがあります。
その原因を理解することで、効果的な対策方法を取ることができます。
特に抜けにくい健康的な髪を育成するにはヘアサイクルを整えることが大切です。
今回は抜け毛の原因とその対策方法を7つご紹介します。
抜け毛に効果が期待されているサプリや育毛剤、シャンプーなどをはじめとした自宅でできるセルフケアの方法やクリニックを受診するメリットなどについてお伝えします。
目次
髪が抜ける量の平均はどれくらい?
髪は日々生まれ変わるため、自然と抜け落ちるものですが、その平均的な量は知っていますか?
平均よりも抜け毛が多い場合は、ヘアサイクルが乱れているかもしれません。
ヘアサイクルとは何か、そして抜け毛が増え始める年齢についてお伝えします。
髪が抜ける平均的な量とは?
髪が抜ける平均的な量は一日に100本と言われています。
しかし、生えてくる髪も一日100本と言われているため、髪のけの本数は一定数に保たれていることになります。
抜け毛はシャンプーやブラッシングをしたとき、寝ているときに多く見られる傾向になります。
平均よりも多く抜けているようであれば、注意が必要です。
髪の毛にはヘアサイクルがある
髪が生えてから抜けるまでのサイクルのことをヘアサイクルと言います。
ヘアサイクルが乱れると抜け毛の原因となります。
成長期
成長期は細胞分裂が活発におこり新しい髪の毛が太く長く伸びる期間のことで、一般的な健康な髪であれば3年から6年ほど続きます。
成長期は3段階にわかれており、最初の段階は髪が生まれる段階です。
第二段階は奥の方で新しい髪が成長し、古い髪を押し出そうとする段階です。
シャンプー・ブラッシング時に髪が抜けるのはこの時期の髪です。
最終段階は古い髪が抜け落ち、新しい髪が長く太く成長する段階です。
退行期
髪のもととなる毛母細胞が寿命を迎え、細胞分裂のスピードが落ち、髪が成長しなくなるのが退行期です。
次第に髪の毛が毛母細胞から離れて完全に成長を止めてしまします。
その期間は約2週間~3週間と言われています。
髪の毛全体のうち、約1%はこの退行期にあると言われています。
休止期
毛母細胞の分裂が停止し、休止期に入ると脱毛がはじまります。
成長が止まった後は頭皮表面に向けてだんだん上に上がっていき、抜け落ちる準備を2~3ヶ月かけて準備をします。
奥では新しい髪の毛の製造準備を始めているのが休止期です。
休止期の状態は髪全体の約10~20%といわれています。
髪が抜ける季節はある?
髪は毎日抜けると言われていますが、ヘアサイクルに関わらず、特に抜けやすい時期はあるのでしょうか?
- 春
…生活環境の変化によるストレス - 秋
…夏の紫外線のダメージ、エアコンの当たりすぎ
春は生活スタイルの変化により精神的なストレスを感じる人が多いことから、自律神経が乱れて血行不良を起こしやすくなります。
すると必要な栄養を髪・頭皮に十分届けることができず髪が十分に成長しません。
秋は夏に浴びた紫外線の影響やエアコンにより頭皮が乾燥し、皮脂が過剰分泌されることが抜け毛の原因となります。
抜け毛が増え始める年齢は?
抜け毛が増え始める年齢は特になく、タイミングには個人差があります。
一度乱れたヘアサイクルを正常にリセットすることで、成長期の長く抜けにくい髪の毛が生えてくることもあります。
また高齢の方でもヘアサイクルの衰退による抜け毛はあっても髪の毛がある方もいるので、一概に何歳から抜け毛が増えるとは言えません。
出典:新橋ファーストクリニック、「何歳から抜け毛が始まるのか?」
髪が抜ける原因とは?
正常なヘアサイクルであっても抜け毛はありますが、それ以外の原因は何があるのでしょうか?
抜け毛は加齢・遺伝・紫外線などの外部刺激以外にも生活習慣が深く関わっています。
それぞれの原因についてお伝えします。
生活習慣の乱れ
まずは食生活・睡眠・ストレスなどの生活習慣の乱れが抜け毛に及ぼす影響についてお伝えします。
食生活の乱れ
自然脱毛で抜けた髪の毛根は先端が白っぽくなっていますが、毛根全体が黒くなっている場合は以上脱毛の可能性が高いので要注意です。
髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質からできているため、食事でタンパク質を摂取する必要があります。
バランスの悪い食事が続くと、タンパク質不足を招いて髪が抜けることにつながりますので、食生活には十分に注意をしましょう。
睡眠不足
髪の育成や髪に受けたダメージは寝ている間に成長ホルモンが修復をしてくれます。
しかし睡眠不足だと成長ホルモンの分泌が減り、髪の成長・修復が阻害されてしまいます。
すると元気な髪が育成できず、十分な太さにならないので髪が抜けやすくなってしまいます。
ストレス
精神的ストレスを受けると、それに対抗するために交感神経が活発に働くようになります。
交感神経には体温を上げるなどの働きがあり、体がストレスと戦う準備をしてくれます。
しかしストレスが強すぎたり、長期間ストレスがかかった状態が続いたりすると、交感神経に異常をきたす場合があります。
すると血管を収縮させ、頭部への血流が悪くなります。
その結果、髪・頭皮に必要な栄養を届けることができなくなり、毛根への栄養補給が行き届かなくなって髪が抜けてしまいます。
間違ったヘアケアによって髪が抜ける
髪・頭皮に良いシャンプーを使用していても、その使用方法が間違っていると抜け毛の原因となる可能性があります。
- シャンプーのしすぎ
…皮脂を必要以上に洗い流してしまう - 髪を乾かさずに寝る
…頭皮が冷え、血行が悪くなってしまう - カラーリングやパーマ、ヘアアイロンの使用
…髪へのダメージが重なる
シャンプーのしすぎは頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうので、乾燥の原因となり、外部刺激にも弱くなることから炎症が起きやすくなるおそれがあります。
また髪を乾かさずに寝ると頭皮が冷え、血行が悪くなることで栄養が行きわたらなくなります。
カラーリングやパーマを繰り返すと薬剤の影響で頭皮に炎症が起きるおそれがあります。
遺伝
髪が抜けてしまう原因は遺伝も関係しています。
しかし、髪が抜けることが遺伝するのではなく、薄毛になりやすい体質が受け継がれるのが本当のところです。
さらに元気な髪の育成を阻害する生活習慣などで、抜け毛を促進してしまうことが考えられます。
紫外線
紫外線により受けたダメージが蓄積し、頭皮が日焼けすると頭皮の細胞が破壊され、頭皮が老化してしまいます。
頭皮の老化は酸化することです。
酸化すると毛穴を詰まらせる原因となり、抜け毛を促進することにつながります。
AGAなどの病気による抜け毛
抜け毛の中には病的な要因のものもあります。
どのような種類があるのでしょうか?
- AGA(男性型脱毛症)
- 円形脱毛症
- 粃糠(ひこう)性脱毛症
AGAとは成人男性に多くみられる薄毛の状態で、一般的に遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられています。
円形脱毛症とは頭に十円玉大の脱毛部分ができる脱毛で、自己免疫病の一つと言われています。
粃糠(ひこう)性脱毛症は大量に発生したフケやかさぶたが毛穴を塞いだり、炎症を起こしたりすることで起きる脱毛と考えられています。

毛髪診断士/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー
美髪・育毛のプロとして、抜け毛や薄毛に悩む女性の力になるべく、育毛サプリメントの開発...
抜け毛・薄毛の対処方法7選【髪が抜ける方向け】
抜け毛・薄毛に悩んでいる方におすすめの対策方法をお伝えします。
生活習慣で変えられることや育毛アイテムを取り入れるなど簡単な方法となっているので、知ったその日から試すことができます。
十分な睡眠
睡眠時間が足りないと髪の育成や修復をしてくれる成長ホルモンの分泌が減少するため、抜け毛の原因となります。
毛母細胞は夜10時~深夜2時ごろに活動するため、この時間には深い眠りについていることが理想です。
寝る前に食事をすると消化活動が優先され髪の育成・修復ができないおそれがあります。
寝る直前にスマホを見ると脳の働きが活発になり、深い眠りがとれなくなるので気を付けましょう。
頭皮マッサージで血流改善
頭皮マッサージを行うと血行が促進され、栄養分が毛根までしっかり届くので抜け毛の予防になります。
まず指の腹で頭を掴むように全体をもみほぐし、生え際・頭頂部を引き上げるようにして指先で頭皮をトントン軽く叩くように刺激します。
最後に首の付け根・襟足のくぼみに両手の人差し指と中指を当てた状態で顎を上下に動かすと良いでしょう。
バランスの整った食事
髪・頭皮に必要な栄養を摂ることも重要なので日々の食事の栄養バランスに気を付けましょう。
必要な栄養素
- タンパク質
…魚類、肉類、卵、乳製品、大豆製品など - ビタミン類
…にんじん、かぼちゃ、小松菜などの緑黄色野菜、レモン、オレンジなどの柑橘類など - 亜鉛
…牡蠣、しじみなどの魚介類、ごま、アーモンドなど
髪の主成分はケラチンというタンパク質でできているので、タンパク質を摂取しないと髪をつくることができません。
ビタミンや亜鉛はタンパク質を髪につくり替えるときに必要な栄養素となっています。
避けるべき栄養素
- 糖分
…お菓子や飲料など - 動物性脂肪
…牛乳、チーズなど - 発汗作用のある食べ物
…唐辛子、キムチ、タバスコ
糖分や動物性脂肪の多い食べ物には中性脂肪になりやすいため、過剰な皮脂分泌を引き起こし頭皮トラブルを引き起こす原因となります。
また発汗作用のある食品の摂りすぎは過剰な汗分泌を引き起こし、頭皮の炎症を引き起こすおそれがあり、抜け毛の原因となります。
お酒・タバコを避ける
お酒に含まれるアルコールが分解されるとアセトアルデヒドという物質が生成されます。
そのアセトアルデヒドが血液中の栄養や酵素を押しのけてしまい、髪・頭皮に必要な栄養を十分に届けることができなくなるおそれがあります。
タバコが抜け毛の要因となるのはニコチンが原因です。
ニコチンという物質は血管を収縮させる作用があるため、血液が運んできた栄養を髪・頭皮に届けにくくなります。
育毛サプリをとる
日々の食事で髪・頭皮に必要な栄養が十分に摂れないと感じる方はサプリがおすすめです。
定価:¥6,980(税別)→定期初回価格:¥4,380(税別)
容量:90粒(約1ヶ月分)
イクオス育毛サプリは頭皮コンデイションを整え、実感へ導くための7大成分が配合されています。
これら7大成分の中で注目の成分は亜鉛です。
亜鉛は必須ミネラルで摂取したタンパク質を髪に作り変えるのに必要な栄養です。
それがたった3粒の中に牡蠣の5倍の含有量があります。
さらに、人間の体内では生成できないにも関わらず人体にとって必要不可欠な9つの必須アミノ酸が全てバランス良く配合されています。
他にも24種類の厳選した栄養素を配合し、元気な髪の育成をサポートします。
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育毛シャンプーを使う
健やかな頭皮環境を整えるのには育毛シャンプーを使用するのが効果的です。
定価:4,180円(税込)→定期初回価格:3,280円(税込)
容量:300ml(約1~2ヶ月分)
こちらのシャンプーは5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分のみを使用した髪・頭皮に優しいシャンプーです。
一般的なアミノ酸シャンプーは石油系洗浄剤が混ざっていることがあるのですが、チャップアップシャンプーはその心配がありません。
健康な頭皮の状態と同じ弱酸性のため頭皮のタンパク質を破壊する心配が無用で、頭皮の負担を軽減するため、もちろんノンシリコン処方となっています。
頭皮を健やかな状態に導くオーガニックエキスをバランス良く10種類配合している無添加オーガニックのスカルプシャンプーです。
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正しいシャンプーの仕方
- 入浴前にブラッシングする
- 38~40度のぬるま湯で軽く洗う
- 泡立てて包み込むように優しく指の腹で洗う
- すすぎ残しがないように洗い流す
- しっかりとタオルドライ
ブラッシングをすることで髪の絡まりを取るだけでなく、髪に付着した汚れやホコリをある程度取ることができます。
熱すぎるお湯は頭皮に必要な皮脂まで落とすのでぬるま湯を意識し、手のひらで泡立ててから髪につけましょう。
すすぎ残しは頭皮トラブルの原因となり、髪が抜ける原因となるのでしっかりすすぎましょう。
育毛剤を使う
髪の育成をサポートする育毛剤を使用することも髪が抜けることに悩んでいる方におすすめです。
定価:¥16,200(税込)→定期初回価格:¥5,980(税込)
容量:120ml(約1ヶ月分)
こちらの育毛剤は頭皮環境をサポートするためコラーゲンとヒアルロン酸で潤いを逃さない処方。
吸着型ヒアルロン酸が保湿力を高めてくれます。
また頭皮環境をより健やかな状態に導くため、なんと63種類の成分が配合されています。
アルコール・パラベン・シリコーン・石油系合成界面活性剤など、9つの頭皮の負担となるものは配合していません。
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AGAクリニックに通う
育毛剤やシャンプー、サプリなどで効果が実感できない場合はAGAクリニックへの受診をおすすめします。
AGAクリニックは医師による診断ができるので、カウンセリングにより髪が抜ける原因を究明することができます。
またこちらのクリニックでは薄毛に悩んだ医師が開発したオリジナル治療薬を使用しています。
男性専門発毛クリニックとして最大規模で、全国にクリニックがあるので急な引っ越しや転勤があっても安心です。
こちらのクリニックでは多くの患者が発毛を実感しており、発毛実感率は脅威の99.4%となっています。
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最後に、上記で説明した対策方法のメリット・デメリットを表にまとめてみました。
メリット | デメリット | |
育毛サプリ |
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育毛剤 |
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育毛シャンプー |
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AGAクリニック |
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育毛剤や育毛サプリは持ち運びがしやすいのが特徴です。
しかしこの2つは効果を実感するまでに最低3ヶ月は必要なので、時間が必要になります。
育毛シャンプーは毎日のお風呂タイムを髪のケアタイムにできるので余計な時間を取りません。
しかし、自分の頭皮に合わないおそれもあるのでトライ&エラーが必要でしょう。
自宅で育毛グッズを一定期間使用しても効果を実感できない場合はAGAクリニックを受診することをおすすめします。
まとめ
髪が抜ける原因は生活習慣が大きく関わっています。
まずは今の生活習慣を見直し、改善できることは改善してみましょう。
また育毛のサポートとして育毛グッズを利用したり、それでも改善が見られない場合は専門のクリニックを受診しましょう。